演習I
講義内容:
ゼミで学ぶ内容はコーポレート・ファイナンス(企業財務)と呼ばれる分野です.簡単に紹介すると,資本調達と投資プロジェクトの評価,利益配分,資金管理,企業評価等,企業の財務活動(資金の流れ)に関わる分野で,経営学,会計学,金融・証券論,法学等,様々な分野にまたがる企業活動にとって重要なテーマといえます. 2年,4年次ゼミで学ぶ証券分析の基礎,証券投資戦略は企業価値評価の応用となります.学んだ知識は,証券業の他,銀行や信金・信組,生損保,リース等,金融関係では十二分に生かせると思いますが,製造業等その他の業種においても,財務担当,米国流に言えばCFO(Chief Financial Officer)等,重要なポストを占める要職に就く人材には必須といえる領域をカバーしています.
ゼミではテキストの輪読を行います.毎回,1〜2名の担当者による報告と質疑応答を中心に進みます.報告ではテキストの理解はもちろん,各人のプレゼンテーションについても注意を払い指導します.
2006年度から2011年度まで証券講座プロジェクトを実施しました.これは大学・地域における金融教育の実践を狙ったもので,証券会社から講師の先生を招いてセミナーを開催しました.2012年度からは証券ゼミナール大会,日経ストックリーグなど,外部の大会に参加しています.
年次 | プロジェクト1 | プロジェクト2 |
2年次 | 財務諸表 | コンピュータ・リテラシ 経営分析レポート |
3年次 | 企業価値評価に関するテキスト輪読 | 外部大会への参加 コンピュータ・リテラシ |
4年次 | 証券投資戦略に関するテキスト輪読 | 卒業論文 |
使用テキスト:
伊藤邦雄著,『新・企業価値評価』,日本経済新聞出版社.
ゼミではただテキストを輪読するだけでなく,実際に計算を追ったり(テキストの実例+別の企業の値),分析手法の理解,実証分析へのチャレンジなど,テキストの延長を心がけます.
評価方法:
受講生の出席状況,プレゼンテーション等により評価します.
夏合宿(夏季休業中) | ビジネスゲーム | ||
冬合宿(後期試験後) | 各種論文発表会(2,4年生と合同) |
- 【2015年度】伊藤邦雄著,『新・企業価値評価』,日本経済新聞出版社.
- 【2014年度】田中慎一・保田隆明著,『会計&ファイナンス入門講座』,ダイヤモンド社.
- 【2013年度】山本昌弘著,『企業価値と株価』,東洋経済新報社.
- 【2012年度】Berk・DeMarzo(原著), 久保田・芹田・竹原・徳永(訳),『コーポレートファイナンス 入門編』,ピアソン桐原.
- 【2011年度】KPMG FAS著,『企業価値評価のすべて』,日本実業出版社.
- 【2010年度】石島 博 著,『バリュエーション・マップ』,東洋経済新報社.
- 【2009年度】石島 博 著,『バリュエーション・マップ』,東洋経済新報社.
- 【2008年度】伊藤邦雄 著,『ゼミナール企業価値評価』,2007年,日本経済新聞出版社.
- 【2004,05,06,07年度】渡辺 茂 編著,『ケースと図解で学ぶ 企業価値評価』,2003年,日本経済新聞社.
- 【2003年度】McKinsey & Company Inc., Tom Copeland, Tim Koller, and Jack Murrin著,マッキンゼー・コーポレート・ファイナンス・グループ訳,『企業価値評価』,2002年,ダイヤモンド社.
- 【2002年度】K.G.パレプ・V.L.バーナード・P.M.ヒーリー著,斎藤静樹監訳,筒井知彦・川本 淳・八重倉 孝・亀坂安紀子訳,『企業分析入門 第2版』,2001年,東京大学出版会.
- 【2001年度】:K.G.パレプ・V.L.バーナード・P.M.ヒーリー著,斎藤静樹監訳,筒井知彦・川本 淳・村瀬安紀子訳,1999年,『企業分析入門』,東京大学出版会.
- 【2000年度】:岸本光永・津森信也・阿部正樹,1999年,『現代ファイナンス入門』,中央経済社.
- 【1999年度】:安達智彦・斎藤 進,1992年,『現代のポートフォリオ・マネジメント』,同文館.
- 【1998年度】:
前期;丸 淳子・首藤 恵・小峰みどり,1986年,『現代証券市場分析』,東洋経済新報社.
後期;高橋 誠・新井富雄,1996年,『デリバティブ入門』,日本経済新聞社.
これまでのグループ研究
【2005年度】
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【1999年度】
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