1. 当ゼミで推奨される行動
ゼミは、大人数の講義とは異なる性質を持ったカリキュラムです。当ゼミでは、ゼミ活動を行うにあたり、以下を意識してください。
- 推奨される行動
- ゼミは、社会人となる前の集団生活の場であり、集団生活に必要な最低限の規律性(ゼミの秩序を乱さない行動や人に迷惑を掛けないこと)を身につけられるよう、日々、意識して行動するようにしてください。(社会性)
- 大学は、高校を卒業して社会人になるまでの間に、学生自らが自身の能力を高めるために訓練を施す機関です。大学のカリキュラムの一つであるゼミも、この点は同じです。また、問題発見能力や問題解決能力の育成は、多くの大学が卒業までに身につけてほしいと設定している能力でもあることから、ゼミの発表や行事等の運営は、履修者が積極的に行ってください。(自発性)
- ゼミは、指導教員が学生の皆さんの能力が向上するように常に考えて、運営されています。 ゼミ履修者は、(一時的には納得できないことでも、)教員から事前に説明を受けた事項については従うように心がけてください。
- 非推奨の行動例(※基本的に、大学の講義に関する規定に準じますが、あまりにこれらが目立つ場合には、単位が認められない場合があります。)
- 合理的かつ正当な理由なくたびたび欠席した
- 合理的かつ正当な理由なく遅刻が頻繁である
- 合理的かつ正当な理由なく課題をたびたび提出しない
- 合理的かつ正当な理由なく課題の提出がたびたび遅れる
- 恒常的に指導教員の指示に従わない
- 恒常的に大学の規定や指示に従わない
2. 少人数講義・ゼミに対する姿勢
- 少人数の講義は、無断欠席・無断遅刻などが多くなれば、本来のスケジュールが進まず、担当教員や他のゼミ履修者に迷惑がかかることがあります。つきましては、遅刻、無断欠席、および課題の遅延・未提出等は、行わないでください。
- 質の高い報告および活発なディスカッションができるよう、事前の準備はしっかりしてください。
- 他のゼミ履修者が質の高い報告およびディスカッションを行えるように協力してください。
3. 遅刻、欠席、および課題未提出等について
- 当ゼミの遅刻と欠席は、大学の規定通りです。ただし、以下のように、無断欠席・無断遅刻などが多くなれば、本来のスケジュールが進まないため、遅刻や欠席の場合には、速やかに(原則、講義開始の30分前まで。ただし、緊急性のある場合は除く。)担当教員に連絡してください。
- 遅刻の範囲は授業開始後15分までとし、授業開始後15分を過ぎた場合には遅刻ではなく「欠席」と同等の扱いとします。
- なお、以下の「やむをえない理由」で遅刻・欠席・課題未提出等を行った場合には、必要書類を提示していただければ欠席等にカウントしませんので、必要書類を添えてご連絡してください。(これについても、基本的には、大学の規定に準じます。)
【やむをえない理由の例】
- 本人・配偶者・扶養家族等が、病気・ケガ・出産等により入院・治療・付添が必要となり、通学が著しく困難となった場合。(ずる休みとの判断が難しいため、お手数ですが、2週以上続く場合には、医師の診断書を提出してください。)
- 天災・ストライキ・事故等により、大学近郊の公共交通機関が全面的に不通または大幅な遅延が発生した場合。(※ 添付資料:遅延証明書等)
- 本人・親族・恩師・友人等の冠婚葬祭に出席する場合(※添付資料:招待状や会葬資料等)
- 学会発表等で学会または学術的な会議に出席する場合(※ 添付資料:メールや当日のプログラム等)
- 大学院入学のための筆記試験または面接試験を受ける場合(※ 添付資料:入試に関するWebサイト等)
- 就職のために重要な筆記試験または面接試験等(インターンも含む)を受ける場合(※ 添付資料:メールや当日のプログラム等)
- 学長または学部長等の名を受けて、スポーツ大会等のイベントや式典に出席する場合(※ 添付資料:当日のプログラム等)
- その他、災害により自宅や実家に甚大な被害が発生した等、社会通念上、特にやむをえないと認められる事態が発生した場合
4. ゼミの形式(輪読)について
- 一人で書籍を読むのではなく、ゼミの履修者で理解を共有し合いながら読むことにより、文章への各自の理解を深めていく読み方。 → ①内容に関する理解(「三人寄れば文殊の知恵」)+②議論
各回の報告担当者 |
資料の記述内容を説明する報告を行う。 |
報告者以外の参加者(フロア) |
報告の内容について、質問や議論を行う。
※ フロアも事前にテキストを読んでくるのが義務! |
報告の目的 |
一冊の内容をまるまる報告する場合 |
読んでいない人に内容を伝える。 |
本の一部や論文を報告する場合 |
(1)内容の紹介
に加え、
(2)資料に書かれていない重要な関連事項、具体的事例の追加、そこから読み取った自分の理解を、価値判断や意見を含めて説明する。 |
- ゼミの時間は限られていますので、伝えたいことをまとめて、限られた時間で報告しなければなりません。そのため、口頭発表の他、レジュメ・板書・資料提示など、わかりやすく工夫するようにしてください。
※ ゼミのメンバーの知識レベルは一様ではないので、すでにわかっている人も、わからない他の履修者に伝わるように説明すると、自分のレベルアップに繋がると思います。
5. ゼミにおける文書の作成について
形式
- 用紙は、A4 に統一してください。(パワーポイントは、一長一短があるため、2年次はワード、3年次はパワーポイントを使用しています。)
- パソコンを使用し、読みやすい文書の作成を心がけてください。(手書きは不可。)
- 作成者(学生番号・氏名)、作成日時、タイトルを明記してください。※ 別紙例を参照のこと。
- 2ページ以上の場合には、ページ番号を振り、ホチキスで左上を留めてください。(パワーポイントを使用する場合には、スライドにもスライド番号を入れてください。)
内容
- 引用の明示(読んでいるテキストの一部、別の文献からの引用、または報告者自身の言葉)と、その文献名の明記(参考文献リスト)をお願いします。
- 読み手の立場に立ち、わかりやすい内容の文書を作成してください。
- レジュメは、作成後も、読み直し、事前に準備してください。(印刷してほしい場合には、前日までにメールにて送付してください。)
配布
- 配布は、担当教員とゼミ履修者全員分を事前に準備してください。
- いずれの場合も、自分用の文書を必ず手元に置いておいてください。
6. 議論(ディスカッション)の基本
自分の発言について
- 人前で発言することに慣れるため、授業中は必ず一度は発言してください。
- 発言する前に、頭の中で発言内容をまとめるように心がけてください。
- 積極的に質問するように、心がけてください。
- 質問内容に気を配ってください。(議論が進展するような質問内容を心がけてください。)
他人の発言について
- 他人の発言に対して注意深く耳を傾け、内容を理解するように努力してください。
- 決して鵜呑みにせず、発言内容の問題点を意識してください。
- 発言内容の優れた点がどこなのかを意識してください。(積極的に他人の意見を褒めるようにしてください。)
7. 連絡方法(メールやLINE)
- 担当教員やゼミ履修者からの連絡は、きちんと読んでください。
- 夜間(~20時)や休日(担当教員の休日は日・月)は基本的に返信しませんので、特に締切前等は、余裕をもってご連絡ください。
- 読まないことによる不利益(課題提出が受理されないことや、それに伴う成績の不可等)は、甘受してください。
8. 指導教授への申請
- 大学の規定通り、成績評価について救済(例えば、就職先決定に伴う単位認定や課題の追加の依頼)については、大学の規定や指示を遵守し、講義・ゼミ担当教員に問い合わせないようにしてください。
- 企業・大学院・奨学金などの推薦書他、指導教員が執筆する必要のある書類は、必要とわかったらすぐ(できるだけ、締切日の2週間前)に依頼する。依頼に当たっては、①書類執筆を依頼する目的、②提出先(企業・大学院・奨学金など)の概要、③書類に記載してほしい内容、④フォーマット、⑤提出締切日を明記の上、依頼してください。
9. ゼミ正規時間以外の時間拘束
- 先輩方と同じ教育効果を得たい場合には、
- 指導教員が指定したイベントには、参加が推奨されます。欠席を検討している場合には、指導教員に相談してください。
- 正規のゼミ以外に、サブゼミが開かれることがあります。この時間も、時間が許す限り、出席することが推奨されます。
10. ゼミのイベント
教員指定イベント
- 先輩方と同じ教育効果を得たい場合には、これらのイベントに参加してください。
行事 |
実施時期 |
該当学年 |
担当 |
新歓コンパ |
8月 |
2~4年 |
3年 飲み会係 |
夏合宿 |
9月 |
2~4年 |
3年 合宿係 |
インナー大会 |
10月 |
3年 |
3年 インターゼミ係 |
学長杯 |
11月 |
3年 |
3年 インターゼミ係 |
インターゼミ |
12月 |
2~3年 |
3年 インターゼミ係 |
2月 |
2~4年 |
卒論発表会
謝恩会
OB・OG会 |
2月上旬 |
2~4年 |
3年 卒論係
4年 副ゼミ長・飲み会係 |
任意参加イベントの例
- その他、当ゼミで立ち上がりうるイベントは、以下の通りです。これらについては、それぞれのスケジュールに応じて、参加してください。
11. その他
- 先輩方と同じ教育効果を得たい場合には、報告者は、ゼミの報告内容について、事前指導を受けるようにしてください。
→ 事前にアポイントをとるか、オフィスアワーを利用すること。
- この規定の改定は、ゼミ履修者の承認を経て、指導教員が行います。
12. 参考文献
- ウェブ上にあるゼミ規定を参考にさせていただきました。ありがとうございました。