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 KAWAレポ


 ゼミ生による地域河川環境のミニレポート
 
 
 調査番号    KR#001
     
 調査員    濱田敦子
     
 調査地点    利根川最下流域/千葉県銚子市
     
 地点概況    
     
 利根川は日本一流域面積が広い川で、支流を含めた総流域面積は約16,840 km2、全長は約322 kmである。私は、千葉県銚子市の銚子大橋から茨城県沿岸にかけて、利根川下流と太平洋が交わる河口付近を調査した。
 利根川全体の流域人口は1,214万人、銚子市の人口は69,299人である。主な産業として漁業や農業、醤油の醸造業がある。


 川の様子: KR#001 (利根川最下流域/千葉県銚子市)


 所感

 私が今回調べたのは利根川最下流であり、利根川上流や中流の流域住民が河川の環境保全を怠ると、何もしなくても何らかの被害を受ける地域である。また、河川周辺には山などはなく平地で、普通に家や店が建っている。利根川があって当たり前の環境であるが、子供は利根川で遊んだりはしない。しかし、大人が釣りや漁業で使っているようなので、全く関わりがないわけでもない。もう少し川に近づける環境になったり、子供が安心して遊べるような水環境になれば、人々がもっと利根川を利用するようになるのではないだろうか。
   水質
 COD: ピンク色(パックテスト)で0〜2 ppmの値だった。しかし、利根川のいろいろな場所で調べたところ海水が混じっているのか無色になったものもあった。

 水のにおい: 海が近いためか、潮の匂いが混じっているような感じがした。

 水の見た目: 遠くから見ると緑色に見えた。近くに行って見ると透明感があるが、神流川ほど綺麗ではない。

 地域とのつながり
 川の歴史・文化: 江戸時代から利根川水運が開発されている。その影響で醤油の醸造も発達した。

 水辺へのアクセス: 銚子市側からはコンクリートで護岸が作られているので、簡単に水辺へ近づけない。茨城県波崎町側も漁港になっているので段差があり近づきにくい。しかし、河口から離れた地域にいけば、容易に近づける。

 人々の利用: さまざまな形で利用されている。漁船が停泊していたり、釣りをする人がいたりする。

 利水: 利根川はさまざまな流域地域で利用され、千葉県や首都圏などの水道に利用されている。

 環境活動: 河川環境を守るために、巡視船がパトロールしていたり、地域住民が清掃をするなどの活動が行われているようである。




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