研究フィールド
神流川(かんながわ)水系とその流域地域
神流川
利根川水系のひとつ。群馬県上野村の三国山北麓に源を発し、上野村、神流町を流下後、下久保ダム(神流湖)でせき止められる。その後、群馬県(藤岡市)と埼玉県(神川町、上里町)の県境を流下し、群馬県新町(現高崎市)地先で烏川に合流後、間もなく利根川に合流する。
・ 幹川流路延長:87.4 km
・ 流域面積:407 km2
・ 流域内人口:約29,000人
(データは国土交通省ホームページより)
下久保ダム
利根川水系8ダムのひとつ。1968年に完成した重量式コンクリートダムである。コンクリートダムでは日本最長の堤体(605 m)を有する。上毛かるたの『り』の札『理想の電化に電源群馬』のモデルである。
代表的な調査地点の概要
St.1:上野村@ St.2:上野村A St.3:神流町@
(2011年8月撮影)
河川の両岸は岸壁構造で、川原には大きな石が散見される。河床は礫質で、川辺には所々植生が見られる。水深は浅く、水の流れはやや早い。
(2012年3月撮影)
河川の左岸は車が乗り入れられるよう平坦に整備されている。川原および河床は砂礫質である。左岸側には石積みが施され、流れに緩急がつけられている。水深は浅く、水の流れはやや速い。
(2012年3月撮影)
河川の右岸は岸壁構造であり、川原には大きな石が散見される。河床は砂質で、瀬や淵が点在する。水深はやや深く、水の流れはやや速い。
St.4:神流町A St.5:神流湖 St.6:藤岡市@
(2011年8月撮影)
河川の右岸はコンクリート護岸で、左岸には駐車場が整備されている。川原は砂礫質で平坦である。河床も砂礫質で、川辺には所々植生が見られる。水深は深く、水の流れは速い。
(2012年3月撮影)
神流川は神流町を流下した後、神流湖に流入する。湖床は砂質または泥質で、水辺にはほとんど植生がない。透視度が顕著に低下し、緑色を呈する。
(2012年3月撮影)
下久保ダム直下に位置し、下久保第二発電所からの放流水(約0.3 m3/s)が流下する。下久保発電所からの放流水(約3 m3/s)はさらに下流で合流する。大小さまざまな三波石が点在する渓谷である。
St.7:藤岡市A St.8:藤岡市B St.9:高崎市
(2011年8月撮影)
河川の両岸は岸壁構造であり、左岸の一部には多自然型護岸がある。川原は砂礫質で平坦である。河床は砂質または泥質であり、川辺には植物が繁茂している。水深はやや深く、水の流れは穏やかである。
(2012年3月撮影)
河川の左岸はコンクリート護岸で、駐車場が整備されている。川原は砂礫質で平坦である。河床は砂礫質で、茶褐色の藻が繁茂している。川辺には所々植生が見られる。水深の変化とともに、流速の緩急が見られる。
(2012年3月撮影)
川原は広く、砂礫質で平坦である。河床は砂礫質で、茶褐色の藻が繁茂している。川辺には植物が繁茂している。水深はやや浅く、水の流れは穏やかである。
コラボレーター
本ゼミナールの研究活動は、神流川を中心に社会活動・教育活動を行っているNPO法人神流川、および群馬県庁の専門機関である群馬県衛生環境研究所との共同研究プロジェクトとして実施しています。