旅行業務取扱管理者とは
旅行業界への花形資格!
旅行業務取扱管理者とは、旅行に関する取引や契約、その他旅行業務に関する業務の管理・監督・指導を行う責任者のことを指します。
旅行業務取扱管理者は旅行業者・旅行業代理業者の営業所に必ず一人は選任しておかなければならず、また観光庁長官が行う旅行業界唯一の国家資格でもあり
ます。
そのため、旅行業界への就職を目指す者にとっての花形資格というわけです。
二つの旅行業務取扱管理者
旅行業務取扱管理者は「『国内』旅行業務取扱管理者」と「『総合』旅行業務取扱管理者」の二つに分けられます。
「国内旅行業務取扱管理者」は本邦内(日本国内)の旅行業務に関して、「総合旅行業務取扱管理者」は本邦外および本邦内(つまり海外+日本国内)の旅行
業務に関して扱うことができます。
当会では1年生で「国内旅行業務取扱管理者」にチャレンジし、合格すると2年生以上で「総合旅行業務取扱管理者」へチャレンジしています。
旅行業務取扱管理者になるには
旅行業務取扱管理者の資格を取得するためには、観光庁長官が実施する「旅行業務取扱管理者試験」に合格しなければなりません。
試験は毎年1回で、「国内旅行業務取扱管理者試験」は9月、「総合旅行業務取扱管理者試験」は10月に行われます。
試験科目は次の通りです。
【国内旅行業務取扱管理者試験】
- 旅行業法及びこれに基づく命令
- 旅行業約款、運用約款及び宿泊約款
- 国内旅行実務
- 運送機関及び宿泊施設の利用料金その他の旅行業務に関連する料金
- 旅行業務の取扱いに関する実務処理
【総合旅行業務取扱管理者試験】
- 旅行業法及びこれに基づく命令
- 旅行業約款、運用約款及び宿泊約款
- 国内旅行実務
- 運送機関及び宿泊施設の利用料金その他の旅行業務に関連する料金
- 旅行業務の取扱いに関する実務処理
- 海外旅行実務
- 本邦外の運送機関の利用料金、その他の本邦外の旅行業務に関連する料金
- 旅券の申請手続、通関手続、検疫手続、為替管理その他の本邦外の旅行業務に必要な
法令 - 本邦及び主要国における出入国に必要な手続に関する実務
- 主要国の観光
- 本邦外の旅行業務に必要な語学
- その他本邦外の旅行業務に関する実務
受験の流れ(国内旅行業務取扱管理者)
6月中旬〜 受験案内・願書請求
7月中旬〜 願書提出・受験料振り込み
9月上旬 試験本番
10月下旬〜 合格発表