主将挨拶
今期の活動方針は「射裡無隙」に決定致しました。「射裡無隙」とは弓を引く際に一切隙が無い状態を指します。隙が無いとはつまり射技射形が整い、精神的にも安定している状態だと考えおります。限りある部活動の時間の中でこれに至るのは非常に困難だと思います。しかし、困難だからこそ部員同士が協力し合う必要があり、その協力し合った時間こそが何にも代えがたい財産になると考えております。
先日、弓道部50周年記念式典が執り行われました。ここに至るまでの先輩方の努力や積み上げてきた歴史の重さを考えると、今こうして弓道部として活動できることに感動さえ覚えます。また、主将としてこの伝統ある素晴らしい部活をより発展させるために日々精進しなければならないという責任に身が引き締まる思いです。
主将という役職は部活動全体を見渡し、部の問題解決に努めると共に部活動全体の発展に貢献する責任があると考えております。自分にそのような力があるのかと悩むこともありますが、まずは今期の活動方針として掲げた「射裡無隙」に至れるように努力し部員の指針となれるよう日々の練習に邁進する所存であります。そして、自分が得た知識や経験を他の部員に伝え、弓道部全体の技術向上に貢献したいと考えております。また、部員同士が協力、切磋琢磨し合える環境を作るためにも部員とのコミュニケーションや、より効果的な練習方法の試行錯誤を大切にしていきたいと思っております。そして技術、精神面の向上が実を結び、大会で好成績を残すことが出来れば主将としてこれ以上の喜びはありません。主将として至らぬ点も多いですが常に向上心を持って精一杯励んで参りたいと思っております。
光陰矢の如しとは言いますが、改めて時が経つ早さ、部活ができる時間の短さを感じます。限りある時間を部員一同、精一杯頑張る所存ですので、OB・OGの皆様にはご指導・ご鞭撻を頂けたら幸いです。
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