印刷用表示 |テキストサイズ 小 |中 |大 |


高崎経済大学 経済学部経営学科 会計学

HOME > 講義


 原価計算は、目的に対する手段の体系であると考えられる。
 まず、財務諸表を作成するために必要な原価資料と、利益管理に必要な原価資料を提供することを目的とした原価計算について、基本的計算技法と理論についての解説をおこなう。さらに、原価管理に必要な原価資料と、経営意思決定に必要な原価情報を提供することを目的とした原価計算について、計算技法と理論についての解説をおこなう。


 財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書など)から得られる情報を利用し、そこから算定される経営指標などによって、企業の経営状態の実像や課題を観察する眼を養うことを目標とする。財務諸表分析における、企業の収益性、安全性、効率性、成長性などに関する伝統的な分析方法を中心とし、また近年話題のテーマである企業価値評価についても、設例や公開企業のデータを用いて解説する。


 経営学を学んでいく上で前提となる企業と会計についての基礎的事項の理解を目的とする。具体的には、以下のことを到達目標とする。
  ①複式簿記の原理が分かり、ごく簡単な取引事例から決算書が作れる。
  ②基本的な財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算
    書)を読むことができ、初歩的な経営分析ができる。
  ③企業と会計を取り巻く基本的な制度(株式会社制度、証券市場、情報
    開示など)を理解している。

 基礎演習において、まず会計学全般(財務会計・管理会計…)について概観する。
 そこから発展させて「演習Ⅰ・Ⅱ」では、自らが設定した卒業研究のテーマに沿って、それに関連する知識の理解をより深める。演習の集大成として、卒業論文では自らの意見をしっかりと述べ、様々な視点から検討・考察を行うことで、完成度の高い卒業論文を仕上げることを目標とする。

 原価計算における計算技法と理論について、ケースを用いることで理解を深めることを目標とする。

 本演習では、原価管理に係るテーマを中心に理論研究を行い、その理論検証をケース等の利用により理解を深める。そこから原価情報の必要性および有用性について考える。
 また関連した領域から「管理会計」「企業価値評価」に係るテーマについても取り扱う。