第三十五回発表 西洋インテリアの歴史@
高橋 計永
西洋インテリアの流れ
古代ギリシャ・ローマ時代から始まる西洋インテリアの歴史は、中世→近世→近代と様々な
技術発展を繰り返している。
ギリシャ→ローマ→ロマネスク→ゴシック→ルネサンス→バロック→ロココ→ネオクラシシズム
→現代へ
古代ギリシャ時代
紀元前7世紀頃にドーリア人によって築かれたギリシャ文化は、均整と調和のある造形が特徴
古代ギリシャの代表的な建築にはアクロポリスの神殿群があり、その中心はパルテノン神殿
特に柱とその上部はオーダーと呼ばれる明確な規則性によって決められていた。
古代ギリシャの3つのオーダー
・ドリス式
最も基本的なもので、装飾は少なくエンタシスという僅かな膨らみを持つ太い柱が特徴
・イオニア式
柱頭にある渦巻き型の装飾が特徴
・コリント式
柱頭にアカンサスの葉の装飾があるのが特徴
古代ギリシャの家具
・クリスモス
脚と背に反りのある婦人用椅子
・クリーネ
現在のソファの原型と言われているベッドと椅子の中間のもの
この時代の食事は椅子に横たわって摂るのが普通だったため、生活に必要だった
《参考図書》
・よくわかるインテリア(株式会社アド・コンサル)
・http://www.gmw.co.jp/index.html (株式会社ゼネラルメタルワーク)
・http://bymn.pro.tok2.com/karakusa/index.html (唐草図鑑)
ドリス式 イオニア式 コリント式
コリント式の柱頭 アカンサス(和名:ハアザミ)の葉