京都議定書@

 

高橋 計永

 

京都議定書とは

  1997年に京都で開かれた地球温暖化防止京都会議で議決した議定書。

  正式名称は『気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書』

  内容は地球温暖化の原因である、温室効果ガス(二酸化炭素、メタンガス、亜酸化窒素、

  HFCs、PFCs、六フッ化硫黄の6種類)について、先進国での削減率をあらかじめ決め、共同

  で期間内に達成しようとするもの(08〜12年に日本:−6%、アメリカ:−7%、EU:−8%

  と京都メカニズムがある。

  発展途上国の自発的参加が見送られ、アメリカが受け入れを拒否、ロシアも受け入れを見送

  っていて発効が危ぶまれていたが、去年ロシアが批准したため発効が確定。

  日本では、2002年5月31日に国会で承認、同年6月4日に国連へ受諾所を寄託した。

 

署名・締約国数

  署名国:84ヶ国

  締約国:125ヶ国

  排出量:44.2%            *2004年9月23日現在

 

発効条件

  ・55ヶ国以上の国が締結

  ・締結した先進国、積極的に参画した国の基準年(二酸化炭素、メタンガス、亜酸化窒素:199

   0年 HFCs、PFCs、六フッ化硫黄:1995年)の温室効果ガスの排出量(二酸化炭素換算)

   が全附属書国の55%以上

 

アメリカは、国内経済への悪影響や、途上国の不参加を理由に挙げ依然離脱している。

しかし、世界最大の二酸化炭素排出国であるアメリカが参加してこそ、意味をなすものであろう。

現在参加している国は、日本、ロシア、カナダ等がある。

 

《参考URL

 ・http://ja.wikipedia.org/  (ウィキペディア)

 ・http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html  (外務省)