第十一回発表  色温度と演色性

 

199-265     高橋 計永

色温度とは

色温度とは、光の色味を客観的な数値で表したもので、K(ケルビン)という単位で表します。

色温度が低いと赤みがかった光となり、色温度が高いと青みがかった光ということになります。

 

主な色温度

 ・昼光色(蛍光灯)  6500K

 ・昼白色(蛍光灯)  5000K

 ・白色  (蛍光灯)  4200K

 ・白熱球        2800K

 

演色性とは

演色性とは、照明の質を判断する材料のひとつで、色の見え方を評価するものです。その基準となるのが自然光です。その数値は平均演色評価数(Ra)で表され、数値が高いほど演色性が良いということになります。

自然光が当たった時と同じように見える照明は演色性が良い照明となり、一般に使われている照明の中で最も演色性が良いものは白熱電球です。

 

主な平均演色評価数(Ra)

 ・白熱球            Ra100(最高値)

 ・三波長域蛍光ランプ     Ra84〜88

 ・一般白色蛍光ランプ     Ra61〜64

 

色温度と演色性の違いは、色温度は光の色味を数値化したもので、演色性は光が当たった物の色の見え方を評価したものであるということです。

よって色温度が低い(赤みがかった)光が当たったからといって、赤い色が鮮明に見えるという

ことではありません。

 

 

《参考図書・URL》

・『よくわかるインテリア』 (株式会社アド・コンサル)

http://www.tcn-catv.ne.jp/~craft/index.htm (東京クラフト照明株式会社)