隣人関係
2012/06/15 110−196小松瞭太
隣人関係
私たちの多くは隣人と接している。隣人といっても様々な程度がある。隣の部屋の住人だったり、隣のアパートの人のこと、同じ地域に住む人など程度は様々である。私自信は約2年半の一人暮らしを続けているが隣人間との接触はほとんどない。アパート暮らしにおいて隣人関係から友人への発展はほぼ不可能のように感じる。どのような人たちが良好な隣人関係を築いていくのか紹介したい。
どのような人たちが隣人と多く接しているのか。
@ 一日中家にいる人、夫人や退職者など
A 子供を持つ人
B 長期間その地域に住んでいる人
これらの3つに当てはまる人が多くの隣人と接しており、良好な隣人関係を築いているとされている。
また隣人同士で会う場所は女性と男性とでは異なっている。女性の場合通りであるのに対し、男性はクラブが多いとされている。
高層ビルなどにおいては単一世帯住宅の並んでいる通りほど隣人関係は発展してないとされる。単一世帯住宅に住む人々の多くは上の3つのうちひとつを満たしているのに対し、高層ビルに住む人達は上の3つすべてを満たしていないためだと考えられる。
隣人関係を築く際にどのように人を選んでいるのか。
ただ隣に住んでいたり、同じ地域に住んでいる場合だけでも良好な隣人関係をつくることはできるが、そのほかにも多くの要因がある。年齢、宗教、職業、イデオロギー、同じ問題を持つ、など類似性を持つ人々がお互いに隣人となることがあげられる。
年齢においては年をとるほど隣人を友人とするようになる。それに対し若い人の場合は、大学などの場所で友人をつくる。隣に住んでいる人に関心を持つことは少なく、隣人を友人とすることは多くない。
環境の影響
隣人関係を発展させる際には物理的な環境の影響もある。多くの研究によると物理的近接性が互いに知り合いにさせ、好きにさせるための大きな要因であるとされる。大きなマンションに住む人々は年齢や宗教などの類似性が見られたのにもかかわらず、隣人間の接触はほぼないと報告されているデータがあった。物理的近接性がない場合隣人関係を結ぶことは難しい。
物理的近接性、趣味、年齢など様々な要素が重なり合うことで隣人関係を作ることができる。
参考文献
M・アーガイル M・ヘンダーソン著 吉森護編訳 (1992) 『人間関係のルールとスキル』