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◆人事評価

 

◆人事評価の目的

1.処遇決定    金銭としての給与、組織内での昇進・昇格

2.適正な人材配置 成長可能性など、能力のチェック

3.人材育成    被評価者の成長を促す

 

◆人を評価する基準

上記の目的を達成するために個人の働きぶりを

インプット   スループット  アウトプット の3段階における流れに即して捉える。

Ex)自動車販売会社の営業員が、巧みな交渉スキルを持っていて(インプット)、

  富裕層への営業活動を積極的に行った(スループット)ところ、

高級車の販売台数が前年比2倍に達した(アウトプット)

 

基準

インプット:能力評価

スループット:情意評価、 行動評価

アウトプット:成果評価

 

◇能力評価

企業は将来的な業績を見据えて活動するため、従業員の将来性を見極める事が必要。

 

従来の日本企業において特に重視されていた。

「職務遂行能力」(職能)・・・職能資格制度において従業員の格付けの基準となっている能力。

営業、製造、研究開発、人事などすべての職種で共通の基準(業務知識、企画力、判断力、折衝力、指導力など)をもとに仕事で求められる能力(職能)が定義される。

特徴 従業員が過去から現在にわたって蓄積してきた能力(潜在能力)がチェックされる点

   必ずしも仕事で発揮されているか否かは問わない。

能力評価には、人がいま有する能力を将来の働きぶりを予測する要因と捉え、人の成長を見込んで評価しようという考え方が基礎にある。