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◆組織づくりの基礎
企業の組織目的
製品・サービスを滞りなく効率的に産出→消費者に提供できるようにすること
それぞれの企業の目的に適した組織づくりをしなければならない
組織のトップである経営者が組織目的にあわせ組織全体の形を作ることを組織設計という。
組織で働く従業員の役割分担(分業)の体制と、分割された個々の仕事の間を調整する仕組みを整備すること。
従業員間の分業関係とその調整の在り方は組織構造と呼ばれる。
組織構造を経営者が具体的に考案して作っていく行為が組織設計であるといえる。
分業
大きな仕事をいくつかの部分作業に分割し効率よく仕事ができるようにすること
分業のメリット アダム・スミス(Adam Smith)
@ 各労働者が道具や場所を変える際に必要となる作業の中断が分業によって不要になる
・・・作業を交代する際の時間のロス、手間がなくなる
A 割り当てられた特殊な作業のみに専念することによって労働者による作業の熟練度合いが高まる
・・・時間をかけて同じ作業に従事することで成果があがる学習(習熟)効果が見込める
B 分割された特殊な部分作業専用に単純化された労働用具の開発・改善が促進される
バベイジ原理
企業が有能な熟練作業員が有する能力を、誰でもできるような単純作業から解放してやることで、高度な熟練技能の必要な製造工程のみに集中的に活用でき、またその浮いた分の人件費を節約できるので、組織全体の効率を向上させることが出来る