ギリシャ危機3     2012/01/20

                         108-085 大野 瑛介

 

 前回に引き続き、ギリシャ危機について取り上げる。

 

 

 脱税

 

 ギリシャ財政を語るに辺り見過ごせないのが徴税能力の低さである。23%の消費税を逃れるために、わざとレシートを発行しない。また、税務署職員への賄賂も横行している。

 2009年のOECDの調査では、約310億ユーロ(GDP15%)相当が徴収されていなかったと言われている。

 

 

 市場の監視能力

 

 01年のユーロ加盟から、ギリシャの国債利回りは、域内でも強固なドイツと比べても大差はなかった. 

 ヨーロッパの金融機関がドイツよりも高い利回りで資金運用ができた為、需要が大きかったからだ。

 ギリシャ国債の格付けは2008年まで高く、市場の監視能力が働いていなかったといえる。

 

 

 

 

参考資料

http://sankei.jp.msn.com/world/news/111028/erp11102817190003-n1.htm(閲覧日2012/01/20

http://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sh10-01/s1-10-1-4/s1-10-1-4-3.html(閲覧日2012/01/20