固定相場制1                 2011/12/02

                         108-085 大野 瑛介

 

 

 固定相場制とは

 

 為替相場の変動を一定もしくは小幅に抑える為替制度である。ペッグ制とも呼ばれ、ペッグ(peg)には釘留めし、安定させるという意味が込められている。

 IMFが決めた平価(加盟国が自国通貨の価値を、金又は米ドルで表示した交換比率)の上下1%以内に収める。もし、投機的な力により為替が維持出来ない時は、IMFとの協議の基、平価を変更することができる。

 

 ドルペッグ制

 

 固定相場制の中で、最も多いのが、ドルペッグ制である。

 自国の通貨と米ドルの為替レートを一定割合で連動させる為替制度である。

 ドルペッグ制を行う方法として、アメリカと自国の金利を連動させることで、為替レートの変動を少なくする方法と、為替介入を行うことで、強引に為替レートを維持する方法の二つがある。

 前者は中東のアラブ諸国に多く、後者はかつての中国やインドなどがとっている。日本もかつては1ドル360円の交換比率を維持していた。

 介入で得た米ドルは外貨準備金と呼ばれ、その多くはアメリカ国債である。為替介入が行われ、米ドルが買われドル高になると、アメリカの貿易赤字が増えるが、その分アメリカの政府予算が増えるというメリットがある。

 

 

 

参考資料

 

http://www.fxprime.com/excite/bn_ykk/ykk_bn09.html(閲覧日2011/12/03)

http://www.777money.com/yougo_kolumn/new_yougo/dol_peg.htm(閲覧日2011/12/03)