ロシア危機 2011/11/18
108-085 大野 瑛介
アジア通貨危機の影響はアジア圏を抜け、大きな信用収縮をおこした。その最たるものが、ブラジル危機、そして今回取り上げるロシア危機である。
原因
1998年8月にロシアがルーブルを切り下げ、民間対外債務を90日間支払猶予したことが直接的な原因である。同月に対ドル取引不成立となり、外国為替取引も全面的に停止した。
天然資源の輸出に依存していたロシア経済は、世界的な原油価格の減少により大きな打撃を受け、そこに、アジア危機による新興市場への警戒感が重なったといえる。
回復
その後、原油価格の高騰と、ユーロとも連動する通貨バスケット制(自国の通貨を複数の外貨と連動させる固定相場制)の採用により、2008年まで5%の経済成長を持続する。
参考資料
http://www.support-in-russia.com/russian_economic_crisis.html (閲覧日 2011/11/18)
http://money.infobank.co.jp/contents/R500019.htm(閲覧日 2011/11/18)