IMFの構成2           2011/06/03

 

 

 IMF加盟国はクォータと呼ばれる出資割当額に応じて出資金を分担する。

 

1.    経済規模(GDP)

2.    開放性(経常収支合計額)

3.    可変性(計常受取額)

4.    外貨準備

以上の4つの指標を基に、世界全体における各加盟国シェアを勘案して算出される。

IMFへの出資はSDR(特別引出権)によって行われ、IMFへの出資額、IMFからの融資可能額、各国へのSDRの配分比率、投票権を決める。10SDRごとに追加の投票権が得られる。

 

主要国のクォータと投票権シェア

 

2008年の合意によって、各国がもともと持つ基礎票が250から750に増加し、新興国を中心に、クォータのシェアは4.9%増加した。

しかし、G7合計で43.07%と新興国全体の42.1%とほとんど等しい。

また、アメリカがクォータシェアの17.67%,日本が6.56&。ドイツが6.11%を占め、非常に大きい。

 

参考文献

IMF(国際通貨基金)使命と誤算』(2009)大田英明 中公新書