H22.11.26
107-455 村山 欣央
規格外農産物
前回は、規格外農産物を利用した商品開発について触れたが、規格外農産物の現状についてみていく。
規格外農産物が市場に流通しない理由
規格外農産物は基本的に市場に流通しない。その主な理由として、需要と供給の問題がある。生産者は需要に合わせて農産物を生産するが、その際に規格外農産物が発生することを見込んで生産している。つまり、実際の需要量よりも多く生産しているので、規格外農産物まで流通させてしまうと過剰供給となり価格が暴落するのである。
また、規格外農産物を求める消費者に販売してしまうと、正規品の市場が縮小し、結果的に価格が下がることになる。価格維持のためには流通させないことが重要になる。
規格外農産物の実態
規格外農産物は、大きさや見た目、品質などで基準に至らなかったものである。
野菜に限っては生産分の4割程度が規格外になる。一部は加工品になるが、その多くは廃棄される。
精肉は、JAS規格が存在する。また、各種ブランド精肉も各々が規格を設けている。ブランド精肉の場合、規格外は一般の精肉として販売される。企業の規格外精肉は、通常卸値の半額以下で販売されている。
野菜の不作による規格外野菜の販路、販売増
2010年は全国的な天候不順などで野菜の生育に悪影響がでた。それに伴い規格外野菜が市場に流通し、販売を伸ばした。
1. 4月、イオンがジャスコ品川シーサイド店にて規格外野菜の販売実験を行う。約20品目を取り扱い、数量は合計4トンになるという。
10月14〜17日まで、北海道から九州までのジャスコ、サティの19店舗で販売する。
2.野菜や果物の通信販売を手掛けるオイシックスの8月12〜18日間の規格外野菜販売数量は前年同期比で4割増加した。
参考文献・URL
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2010/04/23/009231.php クルーク
http://www.maff.go.jp/j/jas/index.html 農林水産省/食品表示とJAS規格
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100419/biz1004191431003-n1.htm MNS産経ニュース
http://www.ryutsuu.biz/commodity/c101419.html 流通ニュース
http://www.shopbiz.jp/ic/news/66102.html IC CARD WORLD