H22.9.3
107-455 村山 欣央
インターネット通信販売の戦略と活用(3)
前回に引き続き、地域ブランドとは直接関係ないが、インターネット通信販売での販売戦略について確認する。
ネット通販には様々なノウハウがある。今回はそれぞれのノウハウのさわりの部分について確認する。
ネット通販の信用とその構築
地域ブランドの販売チャネル別政策 (2)で触れたが、ネット通販サイトの宣伝文は信用力を持っている。明確なターゲットの集客をきちんと行えば購入してもらえる可能性は高い。
口コミ(ここでは商品の評価)を利用者に行ってもらい、宣伝に活かすことも重要だ。
「人気(ひとけ)」と「人気(にんき)」
ネット通販を行う上で、人気(ひとけ、にんき)を演出することは大きな意味がある。サイトのレイアウトは無機質で簡潔であっても良いが、そこに実際に営業している様子(ひとけ)が無いと、利用者の安心感が得られない。一般的な通販サイトではなく、ブランド商品を扱うサイトの場合、日々変化があるサイトを構築するのは難しい。「ひとけ」を演出するためには、時事の特設ページや店舗にまつわるニュース(商品情報、もしくは物産展や祭などへの出店、出品情報等)を掲載するのが効果的である。その他に、店員や生産者等がブログを掲載する方法も増えている。
口コミは「にんき」を演出し、多くの利用者がいることで安心感や信頼感を提供できる。
検索エンジン最適化
ネット通販を行う上で、以外と重要になってくるのがいわゆるSEO(Search Engine Optimization)である。例えば、「高知まるごとネット」を利用して買い物をする際、googleを使って該当サイトに行く方法をいくつか試してみる。
高知まるごとネット で検索 →1ページ最上段
高知・特産・通販 で検索 →15ページ(150件)圏外
高知県産品 で検索 →1ページ最上段
このように、検索結果にばらつきがある。「高知まるごとネット」はあくまで高知県産品の紹介サイトであるので、間違った結果ではないが、より効果的に集客するためには検索エンジンでの検索結果が重要となる。
参考文献・URL
楽天大学(2001)『楽天市場直伝 EC商売繁盛60の秘訣』インプレス
http://ja.wikipedia.org/ ウィキペディア