H22.5.14
107-455 村山 欣央
地域ブランドを活かす販売チャネル
ブランド商品は、その信用を守るために様々な販売政策があり、そのひとつに販売チャネルがある。あるブランド商品を流通させるための販売口を限定することにより、模造品等による信用力の低下を防ぐことができる。また、ブランド商品に限らず、大量に生産できない商品は、必然的に販売チャネルが限定されることもある。
販売チャネルの例
・直営店
・通信販売
・アンテナショップ
チャネル政策に関するするメリットとデメリット
多くのブランド商品はその生産数や信用力から、一般的な商品とは異なる商流を用いることが多い。
一般的な商品の多くは開放型チャネル政策を取ることが多い。これはその商品を多くの販売先に提供するためのものであり、生産者と消費者の中間を限定していない。これにより商品を多くの消費者に向けて提供できる利点があるものの、生産者側はその商品に対して付加価値をつけることが困難になる。(廉売される可能性がある)
一方でブランド商品は閉鎖型チャネル政策を取ることが多い。閉鎖型チャネル政策は商流を限定することにより、その商品の信用力をコントロールしやすい。一度に多くの商品を販売することが基本的に不可能であるブランド商品は、そもそも多数の販売先を必要としないので、閉鎖型チャネル政策を取ることが上策であるといえる。
販売チャネル(小売等の販売店)に対し、閉鎖(解放)型チャネル政策は流通チャネルに対するものであるが、マーケティングにおいての一般的な商品とブランド商品との商流の違いを明確にし、その位置づけを確認するものである。
各政策のイメージ
開放型
閉鎖型
参考文献
沼上幹(2000)『わかりやすいマーケティング戦略』 有斐閣アルマ