H21.11.13
107-455 村山 欣央
ご当地グルメと郷土料理2
2.郷土料理
郷土料理は特定の地域で作られる料理。定義は特に無いが、大きく「1.特定の地域にしか存在しない料理」、「2.他の地域でも作られているが、調理法が異なる料理」に分けられる。2についてはかなり細かく分類でき、突き詰めて言えば各家庭によって異なるので、見た目・味・製法などが明らかに異なる場合を除いて誤差として考えるべき。
(1)郷土料理と食材 、保存
郷土料理の多くは数百年の歴史を持っている。現在のように食材の保存方法、生産方法、流通網が発達していない時代には、特定の季節でしか作られなかったり、旬の食材が使われたりした。
郷土料理はただの料理としてだけでなく、地域的、歴史的風俗を知る上で貴重なものなので、保存・継承の必要がある。農林水産省による「農山漁村の郷土料理百選」の選定基準にも「郷土料理の保存・継承への努力がなされているか。」という項目がある。
(2)郷土料理と観光、ビジネス
郷土料理は現在、名物になっているものもある。そのため観光地には郷土料理を食べられる食堂があったり、旅館やホテルなどで郷土料理を出したりする場合がある。このように観光資源としてとらえた場合、その料理の味、生産性が重要になってくる。味、生産性が優れていないと商売にならない。観光資源としての郷土料理ではない場合、観光資源としての料理をご当地グルメなどが担うことになる。
(3)茨城県の郷土料理
「農山漁村の郷土料理百選」には、茨城県からあんこう料理、そぼろ納豆が選定された。複数の候補から選ばれたが、あんこうを用いた料理はすべてあんこう料理として扱われたようだ。
他の候補にはレンコンを使ったものや、魚料理があった。候補に「すみつかれ」という料理があるが、これは栃木県を中心に作られている「しもつかれ」とほぼ同義の料理で、栃木県から百選に選定された。
参考URL
http://ja.wikipedia.org/ ウィキペディア
http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/index.html 農山漁村の郷土料理百選