H21.6.26
107-455 村山 欣央
常陸牛
常陸牛は、茨城県の指定された生産者が飼育した黒毛和種の牛のうち、食肉取引規格において歩留等級AまたはB、肉質等級4以上に格付けされた牛肉の銘柄。
牛肉の格付け
歩留等級…生体から皮、骨、内臓などを取り去った肉(枝肉:エダニク)の割合によって付けられる。A〜Cの三段階で評価される。
肉質等級…脂肪交雑・肉の色沢・肉質のきめ、しまり・脂肪の色沢と質の4項目によって付けられる。それぞれ5段階(5〜1)で評価され、そのうち一番評価が低いものを基準にする。
格付けの意味
牛肉の格付けは、あくまで目安なので、和牛以外の牛が高い格付けをされることがある。しかし、それは個体差によるもので直接品種やブランド力とは関係がない。安定して高い格付けをされるブランド牛が優れているという。
現在、多くのブランド和牛はその品質を保つため、高い格付けを持つ以外の牛にそのブランドでの出荷を許さない。一方で松阪牛のように品質が低いものにもブランドをつけてしまうものもある。
同じ格付けを持っていても、味には違いがあるとされる。それは飼育された環境(飼料等)が異なるためで、ブランド牛の中にはこれを厳しく指定したものもある。
常陸牛のブランドに対する取り組み
常陸牛は信用力向上の為、東京都中央卸売市場など3市場で取引された常陸牛に対して茨城県常陸牛振興協会の産地証明書が付けられる。また同会によって指定販売店、推奨店の認可が行われており、他の多くのブランド和牛よりもブランド管理が厳しい。
参考文献、URL
http://ja.wikipedia.org/ ウィキペディア
http://www.ib.zennoh.or.jp/index2.html JA全農いばらき
http://ibaraki.lin.go.jp/hitachigyuu.html 茨城県畜産協会
http://www.tajima-beef.jp/top.html 有限会社但馬ビーフはまだ
http://www.mie-msk.co.jp/index.html 株式会社三重県松阪食肉公社