H21.6.12
107-455 村山 欣央
著名人による地域PR
各界にはそれぞれ名の知れた人物がおり、大きな影響力を持っていることがある。本業に限らずその宣伝効果は大きく、中には地域PRを行う著名人もいる。もしくはその逆で、著名人と関係のある地域側がその人物を前面に出して宣伝する場合もある。今回は地域PRと著名人の関係とその影響について触れたい。
1.特徴
著名人が自ら地域PRをする場合、その多くが自身の出身地である。一方で地域側が広告活動を行う場合、著名人と関係がある程度あれば行うので、一人の著名人を複数の地域で採用することが多い。
例 東国原 英夫 宮崎県知事
「たった一週間で「経済効果は165億円」と試算されたほどだ」参考URLより
直江 兼続 戦国大名
出生地の新潟県南魚沼市、所領のあった山形県米沢市でPRされる。
2.有効性
著名人の地域PRでは主にマスメディアによる展開が期待できる。また、マスメディア側が話題作りのために利用することもあるので、相乗効果がある。地域の知名度を上げるほか、人物と同時に特産品などが紹介される機会も増えるので、地域ブランド促進の効果も望める。
3.問題点
著名人の地域PRは有効性でも挙げたようにマスメディアとの連携が多い。見方を変えればマスメディアが取り上げないとあまり効果がない。また、マスメディア側は売れ行きのみを重視して特にその地域を発展させようとしているわけではない。さらに、実際に優秀な人物、偉業を成し遂げた人物よりも話題性、知名度が高い著名人を取り上げるので地域が誇る著名人より芸能人が中心になりがちである。
4.考察
一般的に人物を評価する際、その出身地などはあまり重要視されない(ただし特異な地域は除く)。著名人が自らアピールしない限り、出身地の地域が公表されていても、宣伝効果はほぼない。
参考URL
http://ja.wikipedia.org/ ウィキペディア
http://news.biglobe.ne.jp/economy/dol_090305_8577725731.html BIGLOBEニュース