金融機関の説明A 地方銀行

107-404    堀口 拓海

 

・地方銀行とは?

 ⇒社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行の事。一応これは地方銀行の定義ということになっているが実際はその加盟銀行の多くがその本店所在都道府県にて最大規模の金融機関となっている。地域経済にも大きな影響力を持っている。現在は64行存在している。基本的には、ほぼ全ての都道府県に1つ本店があるが、例外として愛知県には地方銀行の本店がない。現在のところ最大級の規模を持った地方銀行は横浜銀行である。主に融資先は地元の中小企業となっている。

 

・概要

 ⇒店舗数・・・7456店

  ATM・・・35669台

  役員数・・・127587人

 

民間金融機関における預金・貸出金のシェアはどちらもおよそ25%程度となっており

やはり規模の大きい都市銀行には劣っている模様。バブル期には地方銀行も進出の機会

をうかがっていたようだがその後の崩壊によって地元に経営資源を集中するケースが増

えたようだ。一時経営悪化で国有化されるに至った足利銀行のことは記憶に新しい。

 

・地方銀行協会について

 ⇒各地方銀行の共通の問題に対処するために活動している。その果たすべき役割として     

  は、「@情報提供・経営企画支援機構、A業界の代表・窓口機能、B共同化事業の推進機構、C地方銀行相互の情報交換機能、D調査・研究機能、E人材育成機能」とされている。地方銀行同士の横の繋がりを円滑にし、またその中心機関としての役割も果たしているようだ。

 

 

 

参考文献

金融入門(岩波新書 1999年 岩田規久男著)

Wikipedia:  http://ja.wikipedia.org/wiki/

全国地方銀行協会 http://www.chiginkyo.or.jp/index.shtml