金融機関の説明@ 都市銀行
107-404 堀口 拓海
・都市銀行とは?
⇒ 以前説明した民間金融機関の中で普通銀行に属しており、特にその中でも大都市に本店を構えており全国展開している銀行の事。ここで言う大都市とは東京23区や大阪24区のことである。別名、商業銀行。その中でも更に特別に大きい銀行の事はメガバンクとも呼ばれる。一般には日本の高度経済成長期に前後して成立した「都市銀行15行体制」(注1)と呼ばれるものとATMネットワークであるBANCS(注2)加盟13行の流れを汲む銀行を指すことが多いようだ。しかし近年では都市銀行を示す定義が曖昧となっているようで、見方次第では一般には都銀とはされていない所でもそうみなされてしまうことにもなる。近年の銀行再編成により以前のようにははっきりと区別はできないようである。
※ 普通銀行とは銀行法第二条第一項に規定する銀行の事である。その中で主とする業務や営業基盤や経営形態により区分される。今回説明する都市銀行や次回以降で説明する地方銀行は短期金融を主な業務としている。
・業務について
⇒基本的に都市銀行でしかできない業務というものはない。地方銀行などとの違いはその銀行が全国規模で展開しているかどうかや上記のような区分程度である。これについては別途説明する。
注1・・・協和・神戸・埼玉・三和・住友・第一・太陽・大和・東海・東京・日本勧業・富士・北海道拓殖・三井・三菱のこと
注2・・・Banks cash service略称。みずほコーポレート銀行、新生銀行を除く都銀間を接続するCD/ATMの相互接続ネットワークのこと。
参考文献
金融入門(岩波新書 1999年 岩田規久男著)
Wikipedia: http/ja.wikipedia.org/wiki/
全国銀行業界: http://www.zenginkyo.or.jp/