低金利時代について

107-404    堀口 拓海

 

  低金利時代が住宅ローンにもたらすメリットとデメリット

  住宅ローンの状態は、景気の状態に左右される。特に金利については、現在は過去最低水準の低さとなっている。この事が私達にどう影響を与えるか考える。

  住宅ローンにおいて、金利が下がれば、総返済額も減少する可能性がある。

  ※メリット

  ・総返済額の減少は家計負担の減少につながる。

  ・多少元手が無くとも住宅を購入する事が出来る可能性がある。

  ・結果的に、家計の消費を促し経済効果が発生する。

  ・返済負担を変えなければ、借入可能額が増加する。

  ※デメリット

  ・金融の意味での信用度の低い人にまで住宅購入の機会を与えてしまう。

  ・多少元手が無くとも住宅を購入する事が出来る可能性がある。

  ・低金利時代=不景気なので、あらゆる点でのリスクが増加する。

  ・借入額を必要以上に増やしかねない要素があるため、債務超過の危険性がある。

  

上記から分かるように、主に金銭面でメリットとデメリットが発生している。低金利時代となっているのは=不景気と言い換えてもいいので、ただでさえとても高い買い物である以上、少しでも安く済む事にこしたことはないと考える人は多いはずである。なお、両者に太字で述べられている同じ考え方を載せている点については、考え方次第ではプラスにもマイナスにもなってしまう事が考えられるため、物事の捉え方次第では同じ意見でも180度見方が変わるという意味で考えるべきという意味である。

・頭金ゼロと頭金ありについて

 今回のテーマとの関連として現在では、本来であれば必要なはずの頭金が不要な住宅ローンも存在する。一例として、住宅販売会社と銀行との提携ローンの利用と言う方法などがある。例示したものはともかくとして、まさに現在のような不況期において自己資産の少ない人を狙ったものである事は明確である。リスクの観点から見れば、元手のない状態でローンを組む事は自殺行為に近いものがある。しかし、自分の返済開始時の年齢や住宅ローン減税などの存在などの要素を考慮した場合、例えば自分が今住んでいるのが賃貸である場合などは、必ずしもマイナスばかりでないのも事実である。ここでの頭金は自己資産ゼロの意味ではないので注意は必要だ。あくまで住宅ローンの利用で大事なのは、周りに流されずに計画を立てられる事と、自分の返済能力を見極められる事などではないだろうか。

 

参考文献 URL

山崎隆  『住宅ローンを借りる前に読む本』  ファーストプレス 2009

MSNマネー コラム

http://money.jp.msn.com/loan/columns/columnarticle.aspx?ac=fp2006022430&cc=07&nt=07

銀行融資ローン悩み疑問  http://ginkobank.com/archives/994