住宅金融支援機構B フラット50

107-404    堀口 拓海

 

一般に住宅ローンの期間は3035年ぐらいだと言われていると以前説明したが、中にはそれより更に長い返済期間を設けているプランがあるのでそれを紹介する。

 

※フラット50

⇒フラット35Sでもあったような技術基準などの項目において、長期優良住宅の認定

 を受けた物件に対して、返済期間の上限を50年間とする制度の事である。その性質

 上、住宅金融支援機構内の他のローンに比べ、やや条件面で制約が多い。

・条件面での制約の具体例

  →・申込時の年齢

原則として満44歳未満に限られる。これは長期返済が前提となる。このプランでは当然ともいえる。例外として「親子リレー返済」とうプランを利用する場合はこの限りではない。

   ・返済期間と適用金利

   返済期間は36年以上50年以下が原則となる。最長年数については親子リレー返済

   を使わないならば「@50年」か、「A80歳−申込時の年齢」の内いずれか短い方が

   適用される。また金利については全期間固定金利が適用されます。他のプランとの

   併用は可能。

 なお、フラット50は取り扱いを行っていない金融機関もある。

 

補足 親子リレー返済について

 ・これは@申込本人の子孫や配偶者で定期的収入のある、A借入申込時の年齢が70歳未満、B連帯債務者になれる の要件を満たした人を後継者とすることで、70歳以上の人でも申込可能で、その後継者の年齢により返済期間を計算できる制度である。

 例として本来ならば70歳を超えていると利用できないフラット35でも、後継者に当たる人が上記の条件を満たしていれば利用可能となる。(子が仮に30歳であれば計算上は次の年からの計算で80-31=49年が最大年数)

 

 

参考URL

住宅金融支援機構 フラット50

http://www.flat35.com/loan/flat50/index.html

http://www.flat35.com/faq/faq_208-2.html