日本の金融の特徴@

107-404    堀口 拓海

 

※現代の日本はどのような金融の形態をとっていると言えるだろうか?

 @ バブル崩壊まで

  バブルが崩壊するまでの日本では「護送船団方式」と呼ばれる形態が主流

  ⇒・護送船団方式とは?

    日本の特定の業界において一番経営体力・競争力に欠ける事業者(企業)が落伍することなく、存続していけるよう行政官庁がその許認可権限などを駆使して業界全体をコントロールしていくこと。この背景には第二次世界大戦前に金融恐慌によって弱小金融機関の淘汰や破綻が相次ぎ、取り付け騒ぎなどの社会不安を招いたことから、戦後は大蔵省や日本銀行が金融業界に多くの行政指導を行うことで金融秩序を確立し、また産業界が経済成長を遂げ、民生を安定させていくために必要な低利かつ安定的な資金を供給していくという課題を解決しようとして行った。

    実際に金融機関の経営破綻は皆無であった。(合併などを強力に指導して、あくまで破綻という形をとらせなかった)

 

 A 護送船団方式の崩壊

  そもそも護送船団方式は、破綻はさせないことに主眼が置かれ、自由な市場競争により他より優れた商品・サービスを供給したものが勝ち残るという、本来の資本主義経済になじまない部分があったと指摘される。そして、バブル崩壊後の1995年には木津信用組合が倒産をし、また兵庫銀行が戦後初の銀行倒産となり、この方式自体が揺らいでしまう。その後、「金融ビッグバン」の進行に伴い、金融庁が設置され、指導行政は緩和された。

 

 B 橋本龍太郎内閣による金融改革後

  1996年に組閣された橋本内閣が行った金融改革後今日金融に限らず様々な所で主流となっている「アメリカ追従型」がメインとなる。これについては小泉政権が最も代表的である。次回詳しく説明するので今回は説明を省略する。

 

 

参考文献

Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E8%9E%8D%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E5%BA%81