金融機関の説明D 証券会社
107-404 堀口 拓海
※証券会社とは?
⇒証券会社とは、間接証券を発行しないその他の民間金融機関として分類されており、有価証券の売買や売買の仲介などを行う会社。証券取引法に基づき証券業を営む会社であったが、金融商品取引法への改正に伴い、このような概念は存在しなくなった。現行法では、経過規定により、「みなし登録第一種業者」として、「金融商品取引業者」に分類される。なお第1種金融商品取引業は金融庁長官の登録制であり、その登録要件は(1)株式会社である(2)資本金5,000万円以上である(3)自己資本比率が120%以上であるとされている。なお、登録制に移行した現在でもいくつかの業務については未だ許可制となっている。
・証券会社の役割
⇒証券会社は金融の直接金融ルートにおいてその取引が円滑に行えるように様々な役割を果たしている。(例えば、本来直接金融においては自分の株式・債券を買ってもらうためにはその安全性やメリットをアピールするために費用がかかってしまうが、ここに証券会社が仲介に入ることでこれを削減することができる。)一般にその業務は@自己売買業務(ディーラー業務)A委託売買業務(ブローカー業務)B引き受け業務(アンダーライター業務)C売り捌き業務(セリング業務)となっている。
参考文献
Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
岩田規久男 「金融入門」(1999年) 岩波新書