11月12日
107-387 藤澤桃美
社団法人全日本きもの振興会B
*和文化推進事業
全日本きもの振興会では、教育事業のほか、和文化推進事業として以下のことも行っている。
l 七五三詣りの啓蒙普及
l 十三詣りの啓蒙普及
l きものの日の提唱
全日本きもの振興会は、昭和41年に会が結成されて以来、11月15日をきものの日に制定し、提唱してきた。昭和39年の東京オリンピックにおいて、東京を訪れた世界各国の人々から、「きものは日本の民族衣裳だと思っていたが、きもの姿をほとんど見かけないのはなぜ」との声を受けて、会のシンボルとなる日を制定したのが始まりである。
ちなみに、七五三の日に家族そろって着物で出かけてほしいとの願いから11月15日に決まった。この日とは別に、全国呉服小売組合総連合会により5月29日が「呉服の日」に制定されている。
きものの日を中心に、七五三詣りやきものの女王コンテストなど、きものに因んだ企画や行事が、毎年全国各地で展開されてきている。会としては、今後もきものの日を広く提唱し、日本の伝統衣裳としてのきものが、大勢の人々に親しまれ普及発展することに力を注ぐ意向である。
l 全日本きものの女王コンテストの開催
昭和41年に会が設立されて以降、毎年「全日本きものの女王コンテスト」を開催している。これまでで第36回を数えるこの種のコンテストでは草分けとも言える。
北は北海道から南は九州まで全国を地域ブロックに分けて地区大会を開催。容姿、教養、人柄の三点にわたって、真のきものの女王にふさわしく、きもの文化の普及のために奉仕できる人を選出する。選出された地区女王により全国大会を開催し「全日本きものの女王」が選ばれる。
女王に選ばれると、きもの・ゆかた展示発表会や隅田川きもの園遊会、日本橋まつり、七夕ゆかたまつり、きものショー、その他TV雑誌等の取材などのイベントにきもの振興の手伝いとして出演できる。
l 調査・広報活動
インターネットホームページによる広報活動として、http://www.kimono-net.or.jp/にて会の活動を紹介。また、「きものネット」および「きものネットマンスリー」など会報による広報活動、一般紙や業界紙、きもの専門誌による広報活動も行っている。
l その他
きものお助け相談室・夢ふくらむきものスローガン「きもので乾杯!国際人」の発表や、「きもの愛好家大賞」表彰制度の実施(平成3年から実施)、消費者センター情報提供事業として、一般消費者を対象とした和装絹製品に関する知識および情報などのビデオカセットを消費者センターへ提供している。