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107-387 藤澤桃美

 

社団法人全日本きもの振興会

 

*社団法人全日本きもの振興会とは

社団法人全日本きもの振興会は、きものに関する知識の普及を通じて民族衣装に対する国民の再認識ときもの文化の向上を図ることを目的として、原糸メーカー、織物生産者、卸売商、小売商、染色加工、履物、和裁士、着付師等の“きもの”に関係する業界の総意により昭和41年に発足し、昭和442月、通商産業省(現経済産業省)により公益法人に認可された組織である。

 

*振興会の役割

“きもの”は、日本の四季に順応するように、先人が永年にわたり智恵と経験を積み重ね改良してきた衣服である。また、日本人らしい美しさや優雅さを最大限に表現する衣装として世界に知られている。美術的な価値も非常に高く、先人のたゆまぬ努力によって磨きあげられた文化遺産である。社団法人全日本きもの振興会は“きもの”を、次の世代へと継承して行くことこそ、現代に生きる我々に課せられた責務であると考えている。 また、きものに携わる人がきもの振興への使命や主体的に取り組む決意を、『きもの憲章』として制定し、業界の倫理規範を訴えている。

 

*きもの憲章

1.      私たちは、日本の伝統文化の基本である「きもの文化」の継承と、新たな発展につとめます。

2.      私たちは、きものを買う人に信頼され、着る人に満足されるよう、誠実で公正な仕事につとめます。

3.      私たちは、「きもの文化」、「きもの産業」のために、自ら努力するとともに、互いに信頼し、協力しあうようつとめます。

(平成14530日制定)

*事業

 社団法人全日本きもの振興会は発足以来、1115日を“きものの日”と定め、この日を中心に、七五三や全日本きものの女王コンテストの開催やテレビ、新聞、ポスター等によるPRを全国的に展開するほか、高等学校でのきもの教育や、大学生や社会人を対象とした「きもの学」のセミナーなど様々な和文化推進の事業を行っている。