10月8日
107-387 藤澤桃美
きもの学@
*きもの学とは?
国際化がますます進行していく中で、私たち日本人が日本文化を端的に表現出来るのは「きもの」が最適と思われる。それは、きものを着ただけで日本を表現することができるためであり、「きものは日本のパスポート」といわれる所以である。
また、海外との交流の機会が多くなった今日、日本人であることの証を求められることも多くなっている。その中で、きものを着ることにより、そして「きもの」の本質を知ることにより日本を語ることができ、世界とメッセージを交わすことになる。
「きもの学」は、「きもの」の視点から日本の文化、生活、経済という様々な世界を見つめなおしていこうとするものである。「きもの」が日本の歴史と風土の中で磨かれてきた衣装としての変遷、伝統的な形態の中に表現される美の追求と、多様で清新な染織文様、色彩、技術の創造力、そしてそれらを生み出す職人や工芸家の生の姿など、日本文化の本質ともいえる多彩な価値の集積を、各方面の専門分野から幅広く学ぶことを目的としている。
*きもの学・京都
きもの学を学ぶための講座が2009年には東京で、2010年には京都で開催された。この講座は、元々、社団法人全日本きもの振興会に寄附された「きもの学」を京都学園大学が科目として開設したものである。現在は、京都学園大学がさらに財団法人大学コンソーシアム京都に提供し、これに加盟する大学の学生および一般市民にも受講の案内を行っている。
参考URL:http://www.kimono-net.or.jp/index.html きもの生活文化情報サイト きものネット