着物の柄①

l  文様…形、色、構成のすべてを表す。紋様→織地紋、文様→染めたもののこと。

l  模様…図柄の構成のこと。

l  柄…単一のモチーフのこと。

 

1.   有職文様

2.   吉祥文様

3.   役者文様

4.   季節・花モチーフの柄

5.   生き物の柄

6.   古典的な柄

 

1.有職文様

*織物や染色の技術の発達とともに中国や西域諸国から伝わった文様を日本風にアレンジしたもの。格調のある伝統的な文様である。

*平安時代以降、宮中や公家の装束に使われたもの。

*階級・家柄・年齢などによって使用できる文様が決められていた。

 

☆★代表例★☆

亀甲文様(六角形の形を亀の甲羅に見立てたもの)、唐草文様(中近東から唐を経て日本に伝えられた)、菊唐草・松唐草(唐草文様を日本風にアレンジしたもの)、雲鶴文様(雲と飛翔する鶴の組み合わせ)、立涌文様(規則的に並ぶ波状の縞を立ち上る水蒸気に見立てたもの)、菱文、花菱、丸文、七宝など。

 

   亀甲文様       立涌文様      菱文        七宝