着付けの必須アイテム(男性用)

 

@   足袋…礼装には白。他に、紺、黒などの色ものがある。

 

A   下着…上半身には肌襦袢。下半身には着物用のステテコ。

 

B   長襦袢…並幅で格子や縞などを染めたものと、幅広の生地で背中に絵羽模様を染めたものがある。

 

C   長着…正装には羽二重の黒無地に染めぬきの五つ紋、カジュアルには縞や絣など。

 

D   帯…正装や準礼装には角帯、普段着やカジュアルな装いには兵児帯を合わせるのが一般的。

 

E   袴…正装には仙台平などの縞の袴。準礼装には紬などの無地の袴。普段着には袴はつけない。

 

F   羽織…正装には長着と同じ羽二重の黒無地に五つ紋。その他は、長着と同じ生地や色違いなど。長着だけでなく、上に羽織を着用する方が見栄えが良くなる。

 

 

 

 

 

*羽二重…経・緯ともによりをかけていない生糸で織った絹の布。光沢があってきめが細かく、やわらかい。高級織物。

 

*角帯…厚地の絹織物で仕立てた帯。

 

*兵児帯…並幅、または幅広の布(木綿やメリンス)。後ろで結んで締める。高価な角帯の代用として普及。

 

*仙台平…絹織物の縞の袴。袴の最高級品。もとは、仙台藩が京都・西陣の織り職人を招いて作っていた。