4月9日
107-387 藤澤桃美
きものを着てみたいと思ったら…
*コツは自由にマイペースで楽しむこと
きものを着てみたいと思っても、きものは人目を引くからどうしよう、と思う人も多いはず。きものは高級なもの、特別なもの、という認識が強く、着ていると「どうしてきものなの?」「今日は何かあるの?」などと聞かれるのが目に見えているので着るのを躊躇してしまう。しかし、そこで着続けることができればこの人はきものの人だと理解されるようになり、逆に洋服の日に「今日はきものじゃないの?」と聞かれるようになったりすることもある。それまで気長に構え、自由にマイペースできものを楽しむこと、それがコツである。
*第一歩は「きものを着る」
きものを着ないで、きものと親しくなるのは無理である。「きものを着てみたい」という気持ちが起こったら、とにかく着てみること。テニスがラケットを持たないことには始まらないのと同じように、きものを着ないと、きものライフは始まらない。
*きものを手に入れよう
きものを着てみるには、きものがなければならない。レンタルするという手もあるが、きものに親しもうとするなら自分のきものがあることが不可欠になる。もし親のものがあれば譲ってもらうと良いが、なければ買うことになる。しかし、大半の人が最初の一枚は何を買うべきなのか?という問題に直面する。
参考文献:泉二弘明『きものまるわかりBOOK』淡交社 p.7
中島梓『着物中毒』ソフトバンククリエイティブ p.68
きくちいま『ふだん着物のたのしみ方』河出書房新社 p.9