2009612

                                                           107-347 野村 雄基

                              投資信託(3

 

n         国内籍投資信託、外国籍投資信託

 国内籍投資信託は日本の法律(投資信託及び投資法人に関する法律)に基づいて設定された投資信託のことである。

外国の法律に基づいて設定されたものが外国籍投資信託で、日本国内に持ち込み販売をしている。外国の株式や債券に投資するから外国投資信託であるということではなく、そのファンドが設定された法律が適用される国が、国内か外国かという違いである。

 

n         インデックス型ファンド、アクティブ型ファンド

 インデックス型ファンドとは、例えば日本株における東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価のようなインデックスに連動した運用成果を目指すものである。連動させようとするインデックスには、業種別株価指数、大型株・小型株指数など多くの種類がある。

 アクティブ型ファンドとは、積極的な運用によって、市場平均(インデックス)を上回る投資成果を目指す運用を行うファンドのことである。

 

投資対象から見たファンドのタイプ

u       日本株式型

 日本株に投資。アクティブ型とインデックス型の他、投資対象により、グロース株型、バリュー株型、低位株型、業種別型などにも分けられる。

u       日本債券型

 日本債権に投資、安全制の高い公社債で運用する利回り重視のものや、転換社債で運用するものなどがある。

u       バランス型

 株式と債券に投資。国内型と外国型に分かれる。株式でリターンを追求しながら債券で安定を図る。株式と債券の割合は商品によって異なる。

u       外国株式型

 外国株に投資。投資エリアを絞ったもの、広く分散したもの、発展途上国の市場に投資するハイリスク・ハイリターンなものなど、タイプは様々ある。

u       外国債券型

 外国債券に投資。公社債を中心にした安全性の高いものやハイイールド債に投資するハイリスク・ハイリターンなものもある。

 

参考文献

内藤忍『内藤忍の資産設計塾』自由国民社(2008