2009年6月5日
107-347 野村 雄基
投資信託(2)投資信託の分類と種類
投資信託の分類方法
分類方法 |
種類 |
申込み形式 |
単位型(ユニット型)、追加型(オープン型) |
対象投資家 |
公募投資信託、私募投資信託 |
投資対象 |
株式投信、公社債投信、その他 |
設定国 |
国内籍投信、外国籍投信 |
運用方法 |
アクティブ型、インデックス型 |
l 単位型、追加型
単位型(ユニット型)とは、当初の募集期間中だけ購入できる証券投資信託のこと。単位型は原則として期間が決められている。
追加型(オープン型)は、原則としていつでも買い付けができる投資信託のこと。信託期間は無期限になっているものが多く、期限があっても長期間に設定され、延期されるのが通例である。
単位型投資信託は公社債投資信託など限られた商品だけで、現在では追加型が主流になっている。
l 公募投資信託、私募投資信託
公募投資信託とは、不特定かつ多数(50人以上)投資家に販売する投資信託のことである。
私募投資信託とは、特定または少数の投資家に販売する投資信託を言う。2人から49人までの投資家対象のものを「少人数私募」、適格機関投資家のみを対象とする「プロ私募」の2つがある。個人投資家が活用する投資信託は、通常公募投資信託である。
l 株式投資信託、公社債投資信託
株式投資信託とは投資対象に株式を含めることができる投資信託のこと。ただし、実際に株式を組み入れているかどうかは関係ない。
公社債投資信託とは、株式を全く組み入れることができない証券投資信託のこと。
最近は外国債券を組み入れた債券型の毎月分配型ファンドなども、分類上は株式投資信託となっている場合がある。
参考文献
内藤忍『内藤忍の資産設計塾』自由国民社(2008)