2009年10月2日
107-347 野村雄基
外国為替保証金取引(2)外国為替保証金取引のメリット
外国為替保証金取引のメリット
l 手数料が安い
外国為替保証金取引の最大のメリットは、為替の手数料が外貨商品の中で最低レベルであることだ。米ドルの外貨預金の場合一般的なコストは1ドル当たり片道1円(往復2円)かかるのに対し、外国為替保証金取引ならば外貨預金の10分の1以下のコストで取引できる。
l 少ない金額で大きな取引ができる
外国為替証拠金取引は証拠金取引ですので、3万円から10万円程度の資金を預ければ、100万円程度の投資を行うことができる。したがって元手が少ない人でも大きな投資ができるので、大きな利益を得ることができる。もちろん、その分損失も大きくなるので、リスク管理が最も大切になる。
l 24時間リアルタイムレートで取引できる
外国為替市場は土日を除き、基本的に24時間無休の市場である。日本が祝日で休みの時も海外は取引が行われ、外国為替保証金取引もその時間に取引されているリアルレートで取引に参加することが可能である。したがって真夜中の急激な相場変動などに機動的に対応することができる。
l 外貨の売りからも取引できる
外貨預金、外貨MMF,外債といった外貨商品は外貨の「買い」からしか取引できない。つまりこれらの商品を使って、円高になった場合には利益を得る方法なないのだが、外国為替保証金取引は「買い」からも「売り」からも始められる。したがって円高、円安どちらかの局面であっても為替差益による利益を上げることができる。
l スワップ金利を受け取ることができる
外国為替保証金取引の特徴の1つに「スワップ金利」がある。スワップ金利とは、たとえば米ドルあるいはユーロと円のように2種類の通貨に金利差がある場合、金利の高いほうの国の通貨を買いポジションで取っているときに、もらえる金利差相当分のことである。
外国為替保証金取引はこのスワップ金利を受け取ることができる。
参考資料
内藤忍「内藤忍の資産設計塾」自由国民社(2008)