2009年6月19日
107-347 野村雄基
ETF(株価指数連動型上場投資信託)
ETFとは日本株式のインデックスに連動する商品で、証券取引所に上場されていて、株と同じように取引される投資信託である。ETFとは、Exchange Trade Fundの略で、日本語に直訳すると「取引所で取引される投資信託」となり、正式な名称は「株価指数連動型上場投資信託受益証券」とされている。
ETFのメリット
ETFの最大の特徴は、株式とインデックスファンドの商品性を併せ持っていることである。インデックスに連動する分散投資を行えるのに、株式と同じように取引所の取引期間中にじかによる取引が可能となる。例えば、投資信託は1日1回算出される「基準価額」でしか取引できないが、ETFならリアルタイムで指値・成行での注文が可能となる。
ETFのデメリット
ETFのデメリットは株式と同じように、通常は買い付け時・売却時に売買手数料がかかることである。ノーロード(販売手数料無料)のインデックスファンドであれば売買時にコストはかからないのでこの面ではETFは不利になる。また投資信託であれば1万円単位から1円単位で買い付けができるが、ETFの場合10万前後と大きくなってしまう。
参考文献
内藤忍『内藤忍の資産設計塾』自由国民社(2008)