平成20年7月25日
『春秋時代の生活』
106-381
伴 明典
1.酒宴
・小さな宴会では、杯が三巡すればお開きになるのが普通だった。臣下が君主を招いて酒宴を開くこともあった。
2.馬車
・君主や大夫などの乗り物、戦争では馬車が戦車となり戦いの主力だった。(当時は貴族同士の戦いであったため、兵力=戦車の数だった。戦車一両=騎兵八騎=歩兵八十人(平坦な場所) 六韜-均兵篇)
歩兵が戦いの主力になるのは、戦国時代以降である。ちなみに、中国史上、最初に歩兵を活用したのは、春秋時代、呉王の軍隊でした。これは、呉は湿地が多く戦車が役に立たなかったため。
3.礼儀
・卿大夫の前を通り過ぎる際、小走りに通り過ぎる。また、その場にいた者は立ち上がるのが礼儀。
・身分相応の葬儀のやり方があった。ただし、晏嬰は父の葬儀の際これに従わなかった。
・
階段を上がる際は、両足を一段毎に揃える
・
君主が一歩歩けば臣下は二歩歩かなければならない。
4.食事
・犬を食していた
・冬には餓死者が出た