平成20725

『春秋時代の生活』

106-381        伴 明典

 

1.酒宴

・小さな宴会では、杯が三巡すればお開きになるのが普通だった。臣下が君主を招いて酒宴を開くこともあった。

 

2.馬車

・君主や大夫などの乗り物、戦争では馬車が戦車となり戦いの主力だった。(当時は貴族同士の戦いであったため、兵力=戦車の数だった。戦車一両=騎兵八騎=歩兵八十人(平坦な場所) 六韜-均兵篇)

 歩兵が戦いの主力になるのは、戦国時代以降である。ちなみに、中国史上、最初に歩兵を活用したのは、春秋時代、呉王の軍隊でした。これは、呉は湿地が多く戦車が役に立たなかったため。

 

3.礼儀

・卿大夫の前を通り過ぎる際、小走りに通り過ぎる。また、その場にいた者は立ち上がるのが礼儀。

・身分相応の葬儀のやり方があった。ただし、晏嬰は父の葬儀の際これに従わなかった。

    階段を上がる際は、両足を一段毎に揃える

    君主が一歩歩けば臣下は二歩歩かなければならない。

 

4.食事

・犬を食していた

・冬には餓死者が出た