企画

2009424

106259 高井陸雄

 

アニメ制作において最初に行われるのが企画である。まず小説や漫画が原作となっている作品をアニメ化する場合、その原作の選定が行われる。それが終わると作品のテーマや制作の狙い、大まかなストーリーや放送予定話数等が書き込まれた「企画書」がアニメ製作会社で作成される。この企画書がスポンサーとなる企業への提示・交渉に用いられる。さらに脚本家へ発注する際の資料にもなる。

企画書の制作はアニメ制作の第一段階であるため、放映開始が決定する前に様々な試行錯誤が行われる。初期の企画書が決定稿と異なることはままあり、特に原作の存在しないアニメオリジナル作品では初期と決定稿で企画書の内容が全く違う作品だとも言われている。

通常アニメ制作は企画書に則って行われるが、外的要因(スポンサー企業の倒産や撤退等)によって制作が企画書どおりに進まないこともある。その場合の軌道修正は非常に難しいものとなる。

以下に企画書の例を挙げる。

 

参考文献

平凡社新書 『アニメーション学入門』津樫信之、2005

 

参考URL

http://www.pref.miyagi.jp/jyoho-i/msanime/kikakuyoshiki.xls アニメ作品企画書

 

http://www.amazon.co.jp 電脳コイル企画書

 

http://moura.jp/frames/gundam/ 講談社MouRa

 

1 作品タイトル

 

2 視聴者(年齢層)ターゲット

 

3 制作方法 例:セル、クレイ、CGなど具体的にお願いします

 

4 完成作品のイメージ 例:映画、TV、その他(携帯・PC向け、ゲームなど具体的にお願いします)

(1)配信方法

 

(2)話   数

 

(3)1話あたりの上映時間

 

 

 

5 企画意図、作品のテーマ(主題)

 

6 主要キャラクター(別紙に絵で描いたキャラクターの設定を添付して頂いても結構です)

@

 

A

 

B

 

C

 

D

 

E

 

F

 

7 ストーリー(物語の発端、展開など)