アニメのネタ
2008/05/30
106-259 高井陸雄
アニメにはネタとして他作品の台詞や一部描写が使われる事がある。それ自体はよくある事だが、原作者が異なる他作品のキャラクターや設定がそのまま出てくるということはめったに無い。なぜなら著作権に関する問題が生じるからである。しかしまれに作品の垣根を越えてキャラクターなどが登場する場合がある。
1つの例としてアニメ『クレヨンしんちゃん』では野原しんのすけがドラえもんとのび太の会話を一人で演じたことがある。その会話の中で「ドラえもん」と明言しているので通常ならば著作権問題になる。しかし2つのアニメは制作会社と放送局が同じであるため、アニメに関してのみいえば同じ会社が著作権を持つと考えられる。さらに2つの作品は金曜日に連続して放送されるため2つで1つと認識される。したがってこのようなネタが使われたと考えられる。
同じような例では、サンライズ制作のアニメ『ケロロ軍曹』でアニメの本編中にガンプラ(ガンダムのプラモデル)が登場する。こちらも製作会社が同じため子ども向きに宣伝も兼ねて登場させたと考えられる。
これらのようにアニメの製作会社が同じ場合は例え原作者が異なっても他作品のキャラクターなどが直接ネタとして用いられることがある。しかしあくまでもこれらは例外中の例外で通常は著作権法に触れないようにネタを作るのが常識である。
参考URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AD%E3%83%AD%E8%BB%8D%E6%9B%B9_(%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1) wikipedia 《ケロロ軍曹(アニメ)》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9
wikipedia(著作権)