平成20年5月16日(金)
106−237 鈴木 龍也
スロット業界の衰退その2
―マニア層の客離れ―
警視庁は規制を強め、07年9月までにギャンブル性の高い機種の全面撤去を図った。【最終撤去機種「俺の空(4.7号機)」】それに付随して、金融庁もパチンコ店の近くに消費者金融業者の無人契約システムを置けなくするなどの規制を行った。
その結果として、1日の客の勝ち額(収入)が2〜3万しか見込めなくなった。⇒パチスロマニア層の客足激減につながった。
―技術介入の程度―
パチンコといえば本来、ちょっと近所に立ち寄ったついでにやってみようか、といった形でもできる遊びであった。それがやたらと複雑怪奇なマシーンが次々と出現し、それこそ、公営競技以上に予備知識がなければできないという、パチスロ台のマニアック化をもたらすことになり、近所に立ち寄ったからやってみよう、といった代物ではなくなった。(特定役はずし、リプパンはずし等)
―他業種への影響―
スロット業界の売上不振が、他業界へも影響を及ぼしている。現在のパチンコ台は大きな液晶画面を備えるなど、電子部品の固まり。組み立ては専業メーカーが手がけているが、電子部品は著名な電機メーカーが作っている。
精密機器大手オムロンの07年9月中間決算は売上高、営業利益とも当初予想を下回った。パチンコ玉を数えるセンサーなどの需要が減ったことが一因だ。また地方の金融機関の中にはパチンコ店を大口融資先にするところも少なくない。これまでは「もうかる業種」の代表とみられることもあったが、「今や新たな不良債権の火種」と言う銀行幹部もいる。
―参照URL―
○パチンコ危機?で経済界混乱?
http://blog.goo.ne.jp/yoroshiku109/e/35d75b7d10d32357dff88fe080147dc9
○パチスロWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%AD