平成21年10月9日 (金)
106−237 鈴木 龍也
低玉貸しの可能性と問題点2
さて、これだけ低玉貸しが多く広まっているにもかかわらず、「絶対に低玉貸しを入れない」というホールも存在する。
その理由としては2つほど考えられる。
1.粗利追求
遊技代の値段が高い昨今、新台入れ替えや営業するための費用回収をするために、1台当りの粗利を作ることは大変重要な要素だ。導入した台がいつまでも使える台とも限らないため、出来るだけ迅速に回収することにこしたことは無い。
これは単純な計算だが、4円パチンコと1円パチンコでは、お店の収入も1/4に減ることになる。お店にとって損を出すリスクが少なく、的確に回収することが出来るのは4円ということになる。
しかし、4円にはついて行けないというライトユーザーの人口が増えている今日において、粗利ではなく入客数で考えるホールが出てきている。つまり、1円をより多くの人で回転させ、結果ある程度の粗利を出そうというものである。
2.地域参入障壁の違い
パチンコホールについての細かい規制は地域の条例によって決められているため(営業時間やフロアの設置関係等)地域によってかかる費用や手間に違いが出ている。
例えば、北海道では営業時間は長く、フロアによる低玉貸しと4円の混合が認められている
それとは逆に、営業時間が短く、フロアも違わなければ値段の違う貸し玉を行ってはならないという地域もあり、そういったところとの差が出てくるのは当然といえる。
しかし、低玉貸しを行うホールが増えている今日、そういった参入障壁がどんどん薄れていることが見て取れる。完全な格差の解消は出来てはいないが、全国的に低玉貸しが一般化することで、それを導入することが当たり前になり障壁格差をどんどん薄れさせている。
<参考URL>
パチンコ業界ブログ http://ameblo.jp/playnow/theme-10005667862.html
低玉貸しの今後 http://www.funai777.com/pdf/0806freerep.nakasoko.pdf