平成21年10月2日 (金)
106−237 鈴木 龍也
低玉貸しの可能性と問題点
低玉貸しを考える上で、北海道は欠かせない場所になっている。全国的に低玉貸し初期のころから積極的に導入する店舗が多く、全国的に見て一番広がっている地域だからである。理由としては条例により、パチンコホールに対しての規制が比較的緩やかな地域が北海道だからである。全国的に見て1パチや0.5パチなどの低玉貸しが広がっているのは前にも紹介したが、その今後がどうなるのか、その可能性と問題について考えてみる。
最近ホールに行って思うことは、4パチの稼動よりも低玉貸しのパチの稼動の方が多いように見える。(実際には台数に違いがあるためそう見えるだけかもしれないが)
また、出たばかりの新台や、逆に昔稼動していたが撤去されてしまった台が並んでいる等、遊技台のバリエーションが増えてきっているように思う。(通常、粗利として台価を回収できない低玉貸しには新台は入れない)
朝の開店から1時間しないうちに8割近くが埋まってしまうこともある低玉貸し。今では1日当りの玉粗利10銭、台粗利3000円を上げている店舗も少なくない。
ユーザーにとっての利点といえば、少ない投資で好きな台を打つことが出来るということに尽きる。ゲームセンターのような感覚で遊戯をすることが出来、なおかつ換金をすることが出来る。(ゲームセンターは風適法により換金禁止)
台のバリエーションが増えたことで、より多くのユーザーの満足度が上がってきていることが、低玉貸しがさらに広まった理由とも言える。
最近ではマルハン全館低玉貸しの店舗が出来たり、ダイナムで0.5円パチンコの導入店舗が増えたりと、業界的にも大きな動きになってきている低玉貸し。
今の段階では、パチンコ人口を微増させ、新たなエンターテイメントとして確立しているようにも見える。しかし、将来的にこのまま順調に行くだろうか。
―問題点は来週へ
<参考URL>
パチンコ業界ブログ http://ameblo.jp/playnow/theme-10005667862.html
低玉貸しの今後 http://www.funai777.com/pdf/0806freerep.nakasoko.pdf