平成20年5月9日(金)
106−237 鈴木 龍也
スロット業界の衰退その1
―依存症の発生―
パチンコ業界は1980年以降、ギャンブル性の高い機種を争って導入してきた。「一回の当りが大きければ大きいほど、マニア層の客が多く金を出してくれた」(ホール経営者)
2000年初頭になって出された「ミリオンゴット」などはそのいい例として現れるだろう。(この台が原因となって、法規制が強化されたといわれるほど)
一方で、そういった一攫千金のギャンブル性は、初心者にとっては新規参入しにくい状態を作ってしまった。
→サラリーマン層での客の減少
さらに、依存症による多重債務者や、熱中する夫婦が、子どもを車に放置、熱中症で死亡させるといったことが頻発し、大きな社会問題に発展。
→規制へ
―おまけ―
現在のパチンコ台・およびスロット台の平均単価はいくらか?
→パチンコ○○万円、スロット××万円
新装開店で20台のパチンコと、10台のスロットを導入すると、お店側にかかる購入代金は、約850万円(その他、導入業者への支払いや、イベント告知代などがかかる)
ミリオンゴットの紹介
【メーカー】ミズホ
【販売年月日】2002年7月
パチスロの最大払い出しは15枚。
これは通常時であろうとビッグボーナスであろうと変わりません。
ビッグというのは単に15枚役が引き易くなっているだけなので、最も効率が良いのは
通常時に15枚役が延々と揃い続ける機械
となります。そしてそれを本当に実現してしまったのがミリオンゴッドなのです。
一旦ATに突入すると押し順ナビに従うだけで15枚役が面白いように揃う。
連荘性もあり、PGG(プレミアゴッドゲーム)では500Gで5000枚前後のコインが獲得
できるわけですから射幸心煽りまくリです
勿論この爆裂性の裏には「極限までカットされた通常時の払い出し」という罠が潜んで
います。「順押し以外の押し順は全てペナルティとなる上、リプレイすら揃わないので
1Kで20G前後しか回せない」わけです。
1/4096の確率で揃う「SGG」3回以上の「GG」確定。期待収支は1500枚〜4500枚。
(現在の5号機→確率約150〜200分の1、1日(12時間換算)の期待収支約2000枚〜4000枚)
「PGG」は500GのGGが」確定する。一撃5000枚オーバーの出玉を得ることが出来る。1/8192の確率で出現。
↑これが原因で依存者続出。