平成21年6月5日(金)
106−237 鈴木 龍也
信頼の森についての考察2
T信頼の森の目的
信頼の森の表向きの目的については先週説明したが、本当に業界のためを考えた構想なのだろうか。また、他ホールはこれを容易に受け入れられる内容であるのか。以下に考察をまとめてみる。
推測1:業界の発展のため
パチンコチェーンストア協会のHPには、「共同仕入れ機構によるコストダウンをはかり、安価に遊べる経営体質を実現する」と書いてある。
純粋に業界のことを考え、純粋に業界繁栄を目指すというもの。
推測2:自社の利益確保のため
低玉貸しを行っているホールの経営は、日々苦しくなってきている。
高額な台の値段、最盛期に比べる集客の減少、投資金額の縮小化等、収入は減少しているのに、費用は今まで通りかそれ以上にかかる。
1パチ5スロ専門店ならなおさらのことである。台入れ変えや集客の競争は一段と激しくなることが予想される。
ここで、ダイナム代表佐藤氏の提言を思い出してみる。
・「無駄な機械入れ替え競争をしない。グループ企業で競合する店舗があれば入れ替えの時期を店長同士が話し合う」
↑これは一見すれば弱小ホールにチャンスを与えているようにも見えるが、競合他社に先を越されないための手段とも考えられる。
・「ダイナムの研究所が使用可能となる。グループ企業社員どうしが同時に研修を受けることもできる」
↑これは、知識の一律化を図り、経営力で差を開けられないようにする先手の手段ともとれる。
U信頼の森についての考察(まとめ)
協賛したホール企業が、全国に200店舗以上あるダイナムとまったく同じの経営手段、台の入れ替え時期も同じになるという今回の構想。
両者のうちでどちらが強いかといえば、並ぶことはあるかもしれないが、当然業界第2位のダイナムにかなうことはないだろう。
これは仮定であるが、「信頼の森」が全国的に広がり、佐藤氏が目標としている全国3000店舗に達すれば、ダイナムはまったく競争することなく安定した経営を行うことが出来るだろう。
確かに、弱小ホールはダイナムのノウハウとスケールメリットの提供を受け、安定はするかもしれない。しかし、代わりに「首根っこを捕まえられ、ダイナムのおこぼれをいただくだけの経営」を強いられ、ダイナムとしてみれば、「実競合店の牽制とグループ(ブランド)力UPと自社利益の追求」が容易にできる
【業界NEWS】
東京都遊技業協同組合は4月28日、都内遊技会館で4月定例理事会を開催した。
その中の報告事項として、京楽産業.のパチンコ機『CRグラディエーターエボリューション』において不公正と思われる販売方法があったことを経営委員会が報告、全日遊連と同社との協議結果などを説明した。
報告によると、同機種の販売に関して今年3月下旬、組合員店舗から「当該機を購入しなければ、次機種の購入ができない」旨の情報があり、これを受けて、都遊協では都内組合店舗にアンケート調査を実施、その結果を全日遊連に通知した。全日遊連と京楽産業.との協議の結果、京楽産業.側が同社及び販売店の一部の営業担当者に誤解を招くような言動があったことを認め、全日遊連に対して「『グラディエーター エボリューション』開店後の販売活動についてのお詫び」と題した文書が提出されたと説明した。
理事会で配付された同文書には、4月2日から当該機種の販売を中止したこと、当該機種開店後に購入した店舗に対しては誠意をもって対応(キャンセル・返品なども含む)すること等が明記されている。
遊技機の販売方法を巡っては今年初旬に、遊技機メーカー団体とパーラー団体の計4団体によって、大量購入優先販売の是正や抱き合わせ販売の禁止等に関する合意がなされていた。
<参考URL>
ダイナム「信頼の森」について http://ameblo.jp/playnow/entry-10221924512.html
パチ屋DETH NOTE
http://pachi-deathnote.seesaa.net/article/119265857.html