平成21年5月1日(金)
106−237 鈴木 龍也
オリジナルキャラクターの展開2
1. オリジナルキャラクターのサブカル的展開
2008年8月、スロットメーカーである潟lットがコミックマーケット74企業ブースに参戦した。
パチスロ業界から初のコミケ参戦ということ、また、ネットの発表するオリジナルキャラクターが、オタスロッターの間で人気だったこともあり、ブースには多くの人が押し寄せ、予想を上回る来場にスタッフが対応に追われる等の大盛況だった。
その会場でしか手に入らないグッズの販売、人気キャラクターRioのコスプレ等、その会場でしか味わえない魅力が多かったこと。それに加え、スロット業界という、オタク的なイメージとはかけ離れた業界からの参戦という話題性も影響していたようだ。
2008年12月開催のコミックマーケット75にも続けて参戦し、売られているすべての商品が入った紙袋(30000円)を買うと、今春導入予定のRio2―クルージングビーナス―の台をどこよりも早く打つことが出来るという特典もあり、夏以上の盛況で、商品を買うまでに並んでから2時間かかる時間帯もあったらしい。
萌スロというジャンルが確立している昨今、こうした展開は今後多くなっていく傾向があるのではないか。
2.オリジナルキャラクターの可能性
こうしたオリジナルキャラクターによる、業界にとらわれない商品展開の仕方が拡大しつつあるのが見て取れる。
今後、映画化、スロットではないゲーム展開、イベントタイアップ等さまざまな方面へ広がりを見せていくことになるのではないか。
それにより、台が売れない近年のメーカー事情を払拭するきっかけになるかもしれない。
<参考URL>
NET梶@ http://www.net-fun.co.jp/nws/index.html
コミケ74企業ブース発表!ネット、パチスロ業界初のコミケ参戦「Rio Rock Festival」 http://blogch.jp/up/2008/07/28180308.html