平成20年10月24日（金）

平成21年4月17日（金）

106－237　鈴木　龍也

オリジナルキャラクターの展開

1.オリジナルキャラクターの効果

最近のパチンコ・スロット台を見ると、エヴァンゲリオン、北斗の拳、必殺仕事人等、版権キャラクターや芸能人タイアップの台をよく見かける。

しかし、それと同等にオリジナルのキャラクターを使用した台を作るメーカーも多い。

版権モノでは、原作を知っているファンが食いついて顧客を集めやすいが、権利使用料がかかり、使用許可をとるのに時間がかかる可能性がある。また、パチンコをよく思わない層からの反発を恐れ、協力しない会社もある。

逆にオリジナルキャラクターの場合、版権はその会社のものなので、使用料や権利で面倒くさいことが無く、台を作りやすい。

２．オリジナルキャラクターの商品展開

　オリジナルキャラクターの人気が出始めると、メーカーの中にはそのキャラクターのグッズを製作するところもある。

　そのグッズは、ライター・シール・ポップ・音楽CD・フィギュア・Zippo等様々な領域に渡っており、ファンの収集欲を掻き立たせ、その台に顧客を定着させる1つの要素になっている。

⇒大都技研・Sammy（トリビー）・NET等

　また、最近では、そのオリジナルキャラクターを使ったアニメーションを製作するメーカーもあり、PSオリジナルキャラクターのマルチ化が進んでいるといっても過言ではない。

⇒吉宗・快盗天使ツインエンジェル等

　実際、ホールでの主力台に数えられていない台でも、グッズや他メディアとの連携により人気が出る可能性があることは否めない。

　ホールでの導入率が低い＝儲からないではなく、そういった多角的戦略により利益を出しているメーカーが多くなってきているのではないか。（特にスロットでは）

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