平成20年10月24日(金)
106−237 鈴木 龍也
パチスロ機の歴史2
○1号機
1985年、パチスロ に 新 風 営 法 に基づいた全国統一認定基準が定められ、1号機が誕生。現在のボーナスシステムとほぼ同等のゲーム性を搭載した。
その後、不正改造対策により1.5号機が誕生。Aタイプ[1]のみ存在。純増方式のみで360枚で打ち止めとなる。
○2号機
1988年に2号機が登場。ボーナスの抽選方式が完全確立方式に統一された。また、クレジットが50まで貯留できるシステムが採用され操作性が向上した上に、シングルボーナスや集中役[2]など、新しい遊技機能が許可されたことにより、従来に比べてより高いゲーム性を実現した。
しかし、その一方で1ゲーム当り約4.0秒の(3号機以降は4.1秒)規制が加わったためにスピーディーな遊戯が難しくなった。(いわゆるウエイト[3]である)
○ 3号機
1990年 に3号機 が 登場。2号機の集中役などに対するギャンブル性を大幅に抑えた基盤に画一された。そのため、連荘を誘発する裏モノ[4]が大量に出回っていた。結果、大幅な基盤修正が行われることになり、大幅なスロ離れを引き起こした(第1次スロ人口減少)
[1] BIGボーナス中のJACゲームが3回の機種。
[2] シングルボーナスが通常の10倍の確率で出現する状態のことで,確率変動の元祖である。
集中役は通常時は突入,成立時は終了の抽選を常に行っており、獲得枚数が不定であることが特徴
[3] 前ゲーム終了時からMAXBETを叩いてレバーオンするまでの時間が、4.1秒経つまでリールが回転し始めるのを「待つ」状態になること。
[4] 検定に合格したパチスロ台とは違う動作をする台。違法な台。ストック機とは違い、RTゲームに突入しなくとも意図的に連荘させる、また、極端なハマリをするようにプログラムされている台のこと。
ホールに新台として出る台は「保安電子通信技術協会」の検定に合格して初めて客がホールで打てるようになる。この検定に合格していない、もしくは合格した後にホール側が意図的に改造した、という台が「裏モノ」となる。